11月17日に六本木にある
「スイートベイジルSTB139」にて
行われたイベントに参加して来ました。
秋山庄太郎作品と
音楽のコラボレーション「花と女」
【出演】刀根麻理子・中村由利子・宮島依里
金子修介(映画監督)長谷川悦子(ボイストレーナー)
【日程】 11/17(水)
【会場】 六本木STB139スイートベイジル
(東京都港区六本木6-7-11)
これは、写真家秋山庄太郎氏の写真と
音楽が癒合したコンサート方式のイベントで
秋山先生の花の写真の他、80年代の
先生が写したアイドルの写真を中心に
行われました・・。
「STB139」は既にご存知の方も
いるかも知れませんが
よく、本田美奈子.さんが赤いドレスを着て
アメグレを歌うシーンがイベントやTV等で
流れますが、あの映像が収録されたステージで
美奈子ファンにとっても思い出深い場所です。
開場前だったので外観を少し撮影・・
少し待ち顔馴染みの美奈子ファンの方と合流、
二人ともSTB139は、始めての入店なので
自然と美奈子話に華が咲きました・・。
18時、開場となり入店しました・・。
店内はシックで趣のある造りで、ステージには
あのSTB139の文字が・・。
私達は入店順が早く運良くステージ真近の
席を確保出来ました・・。
とりあえずステージが始まる迄の1時間、
腹ごしらえにオーダーをしました。
名物の<STB139バーガー>
美味しゅうございました・・
すっかりお腹も一杯になった処で店内の照明が
落ち、ステージの開始となりました。
今回、秋山先生と親交の深かった
中村由利子さんのピアノとMCで
ステージが進行・・。
スクリーンに秋山先生が撮影した美しい花々が
次々と映し出され、それにピアノやチェロ、
オーボエの演奏や先生の遺された言葉が朗読され
ステージを飾りました。
流石STBのステージ・・生の楽器演奏が映え
心地よい気持ちにさせてくれました。
途中、朗読が先生の写真のアイドル時期に
変わった時、写真館に飾ってあった
白黒のアイドル群の写真が次々と
スライドショー的に映し出されるのですが、
一番最初に映し出された写真が
本田美奈子.さんの写真で、しかも
写真館には無かった貴重な写真でした・・。
その他にも、デビュー時期の若い
<早見優さん>や<松本伊代さん>
<南野洋子さん>の写真も映し出されました・・。
最近の美奈子イベントで、早見優さんや
松本伊代さんが美奈子さんの写真だけが
歳をとらないからズルイ!と
よく言っていたのですが、今回は皆、
若い頃の写真なので
ある意味、本当の「同窓会」の様でした・・。
次に現在、声優でご活躍の宮島依里さんが
ステージに登場し、秋山先生が撮影された
80年代アイドルのお話と共に、
当時のアイドルのヒット曲を披露しました。
松田聖子さんや斉藤由貴さんの
代表曲を歌われましたが、
美奈子さんに関しては、
ステージ後半に特集を組んで頂く
との事で、ここでは登場しませんでした・・。
ここでステージ前半が終了し、
インターバルになったので、
ロビーに出たところ、
LFLの募金箱が設置されていました。
ちなみに、今回のステージの収益金に一部は
LFLに寄付されるそうです。
美奈子さんも立たれた由緒あるライブハウスで
この様に温かく応援して下さる気持ちは
本当に素晴らしい事だと思います・・。
15分程のインターバルが終了し、
ステージ後半が始まりました。
MC役の中村由利子さんの紹介で
映画監督の金子修介さん、
80年代のアイドルの殆どの
ボイストレーニングをなさった
ボイストレーナーの長谷川悦子さんが
登場なさいました。
金子監督はあの「デスノート」の監督で
有名な方ですが、本人いわく
「超」が付くほど80年代アイドルのオタク
だったそうです・・。
ボイトレの長谷川先生が当時の
アイドルの話をし出すと
喋り下手そうに見えた金子監督が詳細な
アイドル情報を挟んで来る処は
相当の筋金入りだと思いました・・。
しばらくアイドル談義が進み話が
「おにゃんこクラブ」に
入ると突然、MC中村さんが、
こう言い出しました・・。
「実は今日、そのアイドルの一人が
客席に来ているんですよ!」
当然、客席がざわめきます・・。
「では、登場してもらいましよう!
スペシャルゲスト・・
国生さゆりさんです!」
「おおぅ!」という歓声の共に現れた、ご当人。
私も初めてお会いする方です・・。
(今回のチラシにはSPゲスト有りと
書いてあったので、ある程度は
期待していましたが・・。)
国生さんも秋山先生にアイドル時期、
写真を撮って頂いたそうで
当時の思い出も多く語っていました・・。
ステージでお三方がそれぞれ当時の
アイドル話をしこたま、した処で
国生さんがステージから退場し、
今回前半で歌われた宮島依里さんと
金子監督との出会いが話されました。
実は何年も前に金子監督が撮った
「1999の夏休み」と言う映画に当時、
中学生だった宮島さんが出演した事が
切っ掛けだそうです。
この映画・・
出演者が全員女性なのに物語の設定は
全員が少年という 中性的な世界に
人気を博し今でもファン倶楽部が
存続しているそうです。
確かに当時、私もTV深夜枠で
この映画を観た事が あったのですが、
ボ-イッシュな髪型の女優さんが
見事に「少年」を演じていたのが
印象に残っています・・。
ちなみに、この中にはあの
<踊る大走査線>で有名な
「深津 絵里」さんも
ボーイッシュな少年役で出演
なさっています・・。
ステージでは中村由利子さんのピアノで
その映画のワンシーンも映し出され、
魅惑的な世界を醸し出していました・・。
次はいよいよ本田美奈子.さんの特集という事で
宮島依里さんが再び登場し、
「1986年のマリリン」を熱唱なさいました。
ただ、演奏はピアノ、クラシックギター等
また今日のステージの性格上、手拍子等もなく
何時もの様な盛り上がりは無かったのが
少し寂しかった感じがしました・・。
それでも歌唱後は客席からは沢山の拍手が沸き
起こりました。
宮島さんがはけた後、次に紹介されたのが
刀根麻理子さんでした・・。
刀根さんは、何十年も前から骨髄バンクに
携わっていたそうで、美奈子さんと知り合った後
美奈子さんから大きな猫のカタチをしたバックを
貰った事があり、今も大事に使っているそうです。
美奈子さんの闘病生活や「生きる事」に
真摯な態度で臨んでいた事等、話され、
逝去した事を本当に悔やんでいました・・。
そんな刀根さんは心を込めて
「アメージング・グレイス」を歌いました。
それも、岩谷先生作詞Verで・・。
青白いライトに照らされたピアノで、
静かにイントロを弾く中村さん・・。
美奈子さんVer、の井上さんとは少しニュアンスが
違う弾き方ですが、かつて美奈子さんが立たれた
同じステージで実際に聴く生のピアノ演奏は
感極まるものが有り、既に涙腺が緩み始めてしまいました・・。
思わずステージを見回し、
赤いドレスを着た美奈子さんの
ステージと想いをダブらせてしまいました。
(正直、コレだけで今日、
ここに来た甲斐があります・・。)
刀根さんのアメ・グレ・・
途中の日本語詩の所は特に感動して涙してしまいました。
また歌唱中はステージスクリーンに
秋山先生が写した 若かりし頃の
美奈子さんの写真が次々と映し出されました。
それのどれもが、写真館には無かった
貴重なショットでとても「笑顔」が
素敵なものばかりでした・・。
客席にはボスの姿も見えましたので、
きっとこの素晴らしいステージを
ご覧になっていたと思います・・。
私も「音楽彩」に続き、
ここでも感動の涙が止まりませんでした。
本当に素晴らしいステージで、
演奏後は本当に多くの拍手が
客席から沸き起こりました・・。
美奈子ステージ最後は美奈子さんと
同じ事務所BMI所属の
可知真理子(かち まりこ)さんが
登場し「つばさ」を熱唱なさいました。
美奈子さんとは違う「つばさ」ではありましたが
歌詞の一つ一つを心を込め歌う姿に
多くの拍手が起こっていました。
約2時間のステージでしたが、
出演された方々の想いのこもった
ステージに心もお腹も一杯になり
帰路に着く事が出来ました。
一度は行ってみたいと思っていたSTB139・・。
サプライズも有りで本当に行ってみて良かったと
思います。
外は12月を思わす寒さでしたが、
心温まるステージで
自然とその寒さを感じなかった夜でした・・('-^*)/