今年も本田美奈子.さんの命日である
11月6日が訪れました。
本田美奈子.さん・・
生存されていれば今年で43歳になります。
歌手として舞台俳優として益々、
ご活躍したであろう年代になります・・。
作詞家として有名な岩谷時子さんは
美奈子さんが生前、TV番組に
出演した時、次の様な
メッセージを寄せていました・・。
歌・芝居の演者として、これから益々
大成していくのを先生は
確信していたのがこの言葉から分かります。
その姿が観れないという事実・・
本当に残念でなりません。
来年は逝去から早いもので
七回忌を迎える事になり、
あの訃報から、5年も
経ってしまったのかという、
歳月の過ぎ去る早さを
改めて実感しています・・。
思えば5年前、斎場での告別式・・
ファンや大勢の方に見送られての出棺、
私も立ち合わせて頂きましたが、
不思議と涙はその場では出ませんでした。
今、思うと、まだ逝去した事実を
受け入れられない自分がそこに
居たからかもしれません・・。
ファン用に設けられた祭壇で焼香し、
ふと場内を見回すと、
松崎しげるさんや「IZAMU」さんら
芸能人の方々の姿も見られました。
皆さん憔悴しきった姿で
取材を受けていたのが今でも、
印象に残っています・・。
本当に私も含めファンや関係者、
親睦のあった方達にとっては
急な訃報で気持ちの整理など出来ない
状態だったと思います。
今、5年という歳月が経ちましたが私が思うに、
本田美奈子というアーティストは
今まで以上に確かな存在として
人々の心に「想い」として
存在していると思います。
「IZAMU」さんも劇団を主宰し、
役者として益々活躍なさっていますし、
かつての共演者の方々もその想いを胸に
演者として活躍なさっています。
今、あらゆる表現の場で、美奈子さんの想いが、
こうして脈々と受け継がれて
いる事は本当に素晴らしい事だと思います・・。
現在、日本はあらゆる面で閉塞的かつ、
社会的にも疑心暗鬼な風潮がありますが
こういう時こそ、美奈子さんが想う
「生きるために生きる」という言葉を
思い返して欲しいと思っています。
「ただ生きる」のではなく「だから生きる」という
気持ちを大切しなければならない・・。
「生きる」素晴らしさを、歌を通して
再確認させてくれた不世出の歌姫、
本田美奈子.さんの想いをこれからも
多くの人々に知ってもらい
一つでも多くの「笑顔」が
生まれる事を切に願いたいです・・。