2009LFL音楽彩レポ-Ｖｏｌ.２です。
当初、三部構成で書き上げようと思ったのですが、
イザ書き始めると、ＰＯＰＳ編が意外に長編に
なってしまいました・・。
なので、ＰＯＰＳ編は２，３部に更に分けてＵＰ致します。
それでは、ＰＯＰＳ編ＡＣＴ.１どうぞ・・。
暗転した舞台にスタッフによってイスと楽譜台がセッティングされました。
紹介するのが遅れましたが、今回ＭＣは同じく美奈子さんのご親友だった早見優さんでした。
今迄、美奈子イベントの舞台ＭＣでは幾度となく抜擢されていますが、今回も抜群の司会進行をなさり、時には笑いをまたある時には出演者の想いを聞いて下さり、私達は安心して舞台に魅入る事が出来ました・・。
そんな優さんの紹介で舞台にギターを持った一人の男性が現れました・・。
「島唄」で一世を風靡した＜ＴＨＥ ＢＯＯＭ＞のボーカル宮沢和史さんでした。
宮沢さんは、かつて「ミス・サイゴン」が縁で美奈子さんに３曲、曲を提供されていました・・。
＜アルバム「晴れときどきくもり」
～（月見草）（僕の部屋で暮らそう）（かげろう）～＞
(Ｙｏｕ ｔｕｂｅ映像）
http://www.youtube.com/watch?v=5qwP4AL6Qnw
まず最初に「僕の部屋で暮らそう」を歌われました。
(Ｙｏｕ ｔｕｂｅ映像）
http://www.youtube.com/watch?v=D5LlZ-_nyec
ＰＯＰな曲調なこの曲・・
美奈子さんの明るかった性格にピッタリな感じを宮沢さんも想いを込めて歌ってくれました・・。
歌い終わった宮沢さんは、拍手に応えながら静かにイスに座りギターを持ち暫く何かを考えていました・・。
そして美奈子さんの事を語り始めました・・。
実はアルバムの曲製作の後、お二人はいろいろ仕事上の都合でお会いする機会が無かったそうです。
そんな時、美奈子さんが病に倒れ、闘病とうい事を聞いたそうですが、お見舞いには行けなかったそうです・・。
宮沢さんは今でも、ナゼあの時、美奈子さんに逢っておかなかったのだろうか・・
ナゼあの時、声を掛けてあげられなかったのだろうかと自問自答しているそうです。
そんな自責やいろいろな想いの中から宮沢さんは一つの「詩」を会場で披露されました・・。
「身近な死」という詩でした。
紙面の関係で割愛させて頂きますが、抜粋しますと
身近な人の死に接して、その想いを綴ったものです・・。
「今亡き人に対してもっと接し、
声を聴いておきたかった・・
その想いに多くの人々が関わった事実がある・・。
死に直面した人の恐怖と悲しみは
計り知れないものがあるが
その人生に関わった多くの人々にも
計り知れないやり場のない想いが有る・・。
でもそれは・・これだけ多くの人々があなた（美奈子さん）を愛していた事の裏返しであり、
その事を本当は教えてあげたい・・。
きっとあなたは「いつも私はひとりぼっちだったよ」と
言うに違いないけど、こんなにも多くの人に
抱きしめられて生きていたんだよって
知らせてあげたい・・。
多くの人はあなたに愛されていたかを問わず
「あなたを愛していたんだ」という一輪の誇りを胸にして
これからも生きていくだろう・・。
＜生＞が＜死＞を生かすことはなくても
＜死＞はいつも＜生＞を養ってくれる」
私は、この「詩」を聞いていて自然と涙が零れてしまいました・・。
これは、美奈子さんを想う誰もが少なからず、心の底に想っていた事ではないか・・。
誰もが口には出せない、そんな想いをやっとこの「詩」の中に触れられた万感の想い・・。
この「詩」は、答えが無いけど何か探していたものの一つが見つかった様な、胸が熱くなる深い言葉だと思いました・・。
万感の「詩」を読み終わった宮沢さんに惜しみない拍手が送られた事は言うまでもありません・・。
そんな想いの中２曲目
「かげろう」を歌われました。
今迄、何回も聴いた事のあるこの楽曲・・
でも先程の宮沢さんの「詩」を聞いた後では
せつなく、言葉の一つ一つにとても深い意味がある様に感じました・・。
最後は宮沢さんの定番曲
「風になりたい」を歌われました。
(Ｙｏｕ ｔｕｂｅ映像）
http://www.youtube.com/watch?v=bCswh-TO6Us&feature=related
この曲も今迄、何気なく聴いていましたが
歌詞の中の「あなたに逢えて良かった・・」
というフレーズに感慨深く感じてしまいました。
ラテンポップな曲調で観客は皆、手拍子で一体となり
多いに盛り上がりました。
お陰で宮沢さんの歌を私達は心の底から楽しむ事が出来ました・・。
～ＰＯＰＳ編ＡＣＴ.２へ続く～
「クリック募金」の特集ページです。
よろしかったら、皆さんで
ご協力をお願い致します('-^*)/
