今回は簡単な報告程度で書くつもりでしたが
イザ「Ｗｏｒｄ」で書き始めたら案の定、
止まらなくなり、凄い量になってしまいました・・。
おおまかにコンサート自体は３つ位に分かれるのですが
最初の「ミュージカル編」で既に「Ｗｏｒｄ」の
２ページ分の量に・・
それだけ素晴らしいイベントだった訳ですネ。
そういう事なので、多分今年最後のレポ・・。
最後までご覧になって頂ければ幸いです。
それでは第一部・・「ミュージカル編」どうぞ！
舞台の照明が落ち、どこからかゴスペルが聴こえて来ました・・。
最初、録音された音源かな？と思ったのですが、妙にリアルなので振り返ると客席通路に１０人程のクワイヤー達が居ました。
（こちらのクワイヤーは本日ご出演の＜金 志賢＞さんが結成した「アムノスゴスペルクワイヤー」の方達でした。）
http://
ゴスペルソングの定番・・「Oh Happy Day」を歌いながら
それぞれがステージへ・・生バンドの迫力と澄んだ歌声がこれから３時間に亘って行なわれる歌の祭典「音楽彩」への期待を否が応でも膨らませてくれます・・。
クワイヤーの歌声の中、一際高音の歌声が聴こえてきました。
本日一人目のアーティスト「金 志賢」さんの歌唱でした。
金 志賢さんは２００６年まで劇団四季に所属、数々の名作に主演クラスで出演されたキャリアをお持ちの方です。
私も偶然、５年前に浜松町の四季劇場公演「ライオンキング」を 観劇した時、ラフィキ役が金 志賢さんでした・・。
（その時、シンバが坂元健二さん、ナラ役が
濱田めぐみさんというゴールデンコンビでした。）
(You tube映像）
http://www.youtube.com/watch?v=1-ImP8l5HQI&feature=fvw
（最初のＯＰで＜サークルオブライフ＞を歌われてのが金 志賢さんです。）
当時、その迫力ある歌唱力に圧倒された記憶があったのですが、今、こうして力強くゴスペルを歌われている姿を見るとますます、その歌唱力に磨きが掛かっているのが実感出来ました。
（後に金 志賢さんは「蜘蛛女のキス」という新作ミュージカルの 劇中歌も歌われました。これは、とにかく才気迫るもので歌唱後は 客席からブラボーの声が多数かかっていました。）
美奈子さんが歌っていた「アメージング・グレイス」も賛美歌・・・ゴスペルですが、そのゴスペルでの幕開けで始まった音楽彩。
その後、次々とミュージカルスターがご出演されました・・。
先陣を切って中村桃花さんが「On my own」を歌いました。
前回も演奏なさった「キャサリン・キャッシュ」さんのバイオリンと
中村さんの歌唱が見事にレミゼのワンシーンを描き出し、エポニーヌの精気迫る想いがヒシヒシと観る者に伝わって来るようでした・・。
また井料瑠美さんがオペラ座の怪人から「Wishing You Were Somehow Here Again」を歌われました。井料さんも劇団四季に所属していた事があり、退団後「レミゼラブル イン コンサート」に美奈子さんと共にご出演された事があるそうです。コンサートなので直接的な共演ではなかったのですが、舞台上で美奈子さんが全身全霊を込め歌うエポニーヌにとても感銘を受けたそうです。
そしていつの日か共演したいと・・。
残念ながらそれは叶わなくなってしまった今、美奈子さんがくれた「歌から貰う生きる力」を大切にしているそうです・・。
そうした想いこめ井料さんは２曲目として、美奈子さんの「この素晴らしき世界」を歌われました。
今回「音楽彩」の新しい試みとして、美奈子さんの「想いの歌」を歌う事が盛り込まれました。
その中で選ばれた井料さんが選んだ「この素晴らしき世界」という曲・・スローなテンポの曲調ですが、歌詞の一言一言を噛み締めるように井料さんは心を込めて歌われていました・・。
次に上田亜希子さんが登場されました。
上田さんも、劇団四季に所属されていた事があり、
ライオンキングのナラ役でご出演されていました。
今回はその劇中歌「Shadow Land」を熱唱されました。
この歌は、劇中で自分達の故郷が荒廃していくのを嘆き悲しむ想いを観客に訴えかける大変難しい曲なのですが、井上さんの心の底から発する想いと生バンドの迫力ある演奏が融合して見事に、その様を表していました・・。
正に目の前が「ライオンキング」の舞台・・そんな錯覚をするほど素晴らしい歌唱でした・・。
(You tube映像）
http://www.youtube.com/watch?v=IfeiEuwp1LI
（これはナラ役が濱田めぐみさんですが、同じShadow Landの歌唱シーンがあります。）
ここまで書いて気付いた方もいると思いますが・・そう
これはあの「三回忌」の再来でもあったのです。
美奈子さんと縁のあった方々がこうして一同に介し、
ミュージカルシーンを歌う・・。
これは、ミュージカルファンでなくても心に響くものが
あると思います。
そして、何よりもそのミュージカルが人生の転機になった美奈子さんへの最高の鎮魂歌であることも・・。
まだ始まったばかりの序盤ですが、既に私の胸に何か熱いものを感じてしまいました・・。
～ＰＯＰＳ編へ続く～
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