照明が落ちた会場に静かに美奈子.さんの「カノン」の

ハーモニーが流れます・・。

(注:開演中は会場内、撮影禁止なので画像が一切ありません。

これからは妄想・・ではなく想像して下さいね・・。)


ほぼ一曲「カノン」が流れたあと、更に会場の照明が落ち正面スクリーンに美奈子.さんのヒストリーが映像として流れます。

それと同時に美奈子.さんの「新世界」が流れてきました・・。

ただ残念な事に、前の方の私の席からはピアノの跳ね上げた天板が邪魔をして、スクリーンが半分程観れませんでした・・。


でも、その分、後に登場する太田さんの「つばさ」の

情熱的な演奏を間近で観る事が出来て感激出来ました・・。

「カノン」の次に美奈子.さんの「新世界」が

会場に流れ始めました・・。

今迄の追悼展のフィルコン(フィルム・コンサート)ではオオラスのスタッフロールの時に流れる曲・・。

いきなりのTOPに流れ始め、条件反射で思わず

「ウルッ!」と来てしまいました・・。

最初、流れている歌が、CDの音源かと思っていましたが、スクリーンを観ると、あのNHKのボイスレター展のフィルコンで流れたクラシックコンサートのものでした・・。

大抵は、CD音源とコンサートの歌声は環境の違いで多少の違いがあるのですが、美奈子.さんの歌は、その違いが無かったのです・・。

これには少し驚きました・・。

これは、美奈子.さんが「歌」を歌う時、常に全身全霊を懸けて望んでいる事の表れではないでしょうか・・。

改めて、歌姫の凄さを垣間見た感じがしました。


静かに「新世界」がフェードアウトしていき、再び暗転したステージにスポットライトを浴びてLFLの理事でもある「湯川れい子」さんが現れました・・。



大きな拍手で迎えられた湯川さんは、

「今日、本田美奈子.さんの遺志である、

リブ・フォーライフの趣旨に賛同して、こうして多くのアーティスト、そして会場に足を運ばれた多くの方々にとても感謝しています・・。

今、難病で闘っている方達に「歌」で支援出来たら・・これは、本田美奈子.さんが一番願っていた事です。

今日は、その第一歩となります・・。

これからも、この様なコンサートを開催し歌でのエールを送り続けたいと思っています。

どうか、皆さんの温かいご支援をこれからも、よろしくお願い致します・・。」


そう・・このコンサートはLFLでは直接的に難病と

闘う方を支える初めての試みです。

小さな一歩ですが、美奈子.さんの想いが実現出来た事は、大きな前進ではないでしょうか・・。


つづく