一昨日の秋葉通り魔事件・・。

犯人の身勝手な犯行は許されるべきものではありませんが、ニュースを見ていると、ふとある事に気が付きました・・。

それは事件直後、現場で平然と惨劇の現場を写メしている者があまりにも多かった事・・。

本来は、まず被害者の安否を気遣う事が当然なのに、我先に携帯を向けている者・・、そればかりか、その写した映像が欲しくて赤外線通信を希望する者が続出したといいます。

血痕が残る痛ましい現場の写真を平然とやり取りし、それを知人に写メし、話題のネタとする行為・・。

既にニュースでも報じられていますが、犯人は掲示板に犯行を予告し、自分の行為を目立ちやすくしていました・・。更に写メを撮る無神経な者達によって、事件はよりリアルな衝撃性を伴う事は正に、犯人の思惑通りとなります・・。


私が言いたいのは、写メを撮るヒマがあったのならば、なぜ、一人でも多く負傷者の介護に当たらなかったのか・・。

写メを撮った者達は、人の命や痛み等が理解出来ないのでしょうか?・・。

そしてある意味怖いのは、こういう事件が人を殺めて騒ぎを起こせば「目立つ事が出来る」

と、後先考えず行動を執る模範犯罪が増えないかという事・・。

ネット社会が生んだ、歪んだ願望が実現出来る怖い現実・・。

何処かで歯止めを掛けなければならない時期にきているかも知れません。