今日はドイツゲーテ街道の旅の最終日です。夜のフライトの前に最後の目的地に向かいます。
若き日のゲーテは、ヴェッツラーの帝国高等法院で司法修習生として実習をするために滞在し、そこで知り合った女性との失恋体験と、友人の拳銃自殺から構想を得て、「若きヴェルテルの悩み」を書き上げたそうです。それがドイツだけでなく、ヨーロッパ全土でベストセラーとなり、ゲーテの文化人としての地位を上げるきっかけとなりました。「若きヴェルテルの悩み」はナポレオンの愛読書だったそうです。
本来なら、ヴェッツラーはフランクフルトから始まるゲーテ街道の2つ目の街なので、最後の日に来るのは順番通りではありませんが、ヴェッツラーはゲーテの出世のきっかけを作った重要な街なので、最後に取っておきました。
フランクフルト中央駅からはRB近郊列車で約1時間でヴェッツラーに到着しました。
駅からはバスに2区間だけ乗り、ヴェッツラーの景勝地へ。
ラーン川に架かる旧ラーン橋です。ヴェッツラーの属するヘッセン州で最古の石橋のひとつで、750年前の建築だそうです。
ラーン川を越えると旧市街に入っていきます。木組みの家がたくさんあり、いかにもドイツ観光をしている気持ちになり、楽しくなりました。
ライカフォトポイントのマンホールです。

ライカはここヴェッツラーで創業しました。この場所はライカの歴史では重要で、ここで技術者が試作のカメラを初撮影したそうです。
こんな構図の写真を撮ったそうです。

真ん中の木組みの家は旧造幣局です。
旧市街を南に進むと、前述の拳銃自殺をしたゲーテの友人が住んでいた家がありました。

イェルザレムの家です。現在は博物館となっています。
かつてヴェッツラーの街は城壁に囲まれていたそうで、唯一現存する塔です。

この城壁の裏は住宅になっています。住んでみたいです。

また別の広場Kornmarktにやってきました。

ここのどこかの家の2階にゲーテは下宿していたようですが、見つけられませんでした。
遠くから大聖堂の塔が見えました。

ゴシック様式とロマネスク様式が混在する、カトリックとプロテスタント両派の利用する大聖堂だそうです。よくわかりません。
近くのケーキ屋で休憩しました。

チョコレートショートケーキで、ドイツのケーキとしては軽くて甘さ控えめでした。美味しかったです。
ゲーテが片思いして破れたシャルロッテ・ブフという女性の家です。頻繁に通っていたそうです。

現在は博物館として若きヴェルテルの悩み関連の展示をしているそうです。
ここから今回のヴェッツラー観光の、自分にとってのハイライトです。
「若きヴェルテルの悩み」の作中に「ワールハイム」という架空の村があります。ヴェッツラーからは徒歩で30分ほど離れた場所の設定で、そこにヴェルテルは片思いの相手を訪ねて毎日の様に通う描写がされています。
ワールハイムは間違いなくここだろう、というのがヴェッツラーの隣町のガルベンハイムという村で、実際ゲーテが気に入ってよく散策していたそうです。
Goethewegゲーテの道と名付けられた道があり、恐らくここを通ってガルベンハイムに行ったということで、現在は軽いハイキングコースとなっています。グーグルマップで見つけ、絶対に歩いてみようと決めていました。
自然の中を歩きます。


まさか畑の中を通るなんて。
ゆっくり40分ほど歩き、ガルベンハイムの、その名もゲーテ広場に到着しました。

若き日のゲーテ像がお出迎えしてくれました。
最後にゲーテと同じ道を歩いて、これでゲーテ街道の旅は終了しました。
8日間でゲーテ街道の街を8か所、寄り道を4ヶ所して、結構詰め込みましたが、全てしっかり楽しみました。
テーマを決めた旅は今回初めてでしたが、下調べを去年からずっとしていましたし、その段階から旅は始まっていて、今日までずっと楽しかったです。
また来年ドイツに来ます。


