昨日は、早めのランチを楽しんだ後、水上バスに乗った。全く予定していなかった事だったが、注文の品々を待っている間、ちょうど自分たちの席から出航を待っている水上バスが良く見えたので、子供が乗りたい気持ちになったらしい。その思いを大切にしたかったので、家族皆で楽しむことにした。

小型船の不規則な波の揺れに子供は楽しく苦慮していたようだったが、海の向こうの富士山を見ている瞳はキラキラと輝いていた。潮の香りのする風を全身で受け止め深呼吸した。来て良かったという単純な思いは、次第に、家族と過ごすこの時間をいつまでも大切にしたいという、駿河の海よりも深い気持ちに変わっていった。

清水から向ったところは、本旅の第2チェックポイントとして指定した、静岡市葵区の山間に佇む「佐藤園」。ここは、もちろん静岡茶や菓子などの直売をしているが、なんと言ってもカフェが併設されていて、ここでしか味わえないドリンクメニューやスイーツ類を味わえる。清水からおよそ1時間半でたどり着いた。

一通り土産の品々を見渡した後、購入品はウチのカミさんに任せて、自分はテラス席でおやつタイムを楽しんだ。

清水とは違う穏やかで柔らかい山あいの風がやや旅疲れの体に心地良かった。風は、止むことはなかった。日本に数多あるのんびりとした風の谷。きっと、ここもその一つなのだと勝手に解釈した。

ウチのカミさんは、土産物をしばらく物色中。子供は退屈しのぎにユーチューブ。…自分は、そんな二人の姿を目で追った後、そよぐ風の音を枕代わりに、そっと目を閉じた。