昨日、夕食でいっぱいやって、寝てしまって、
起きたら9時。で、金曜ロードショーの「アイ・ロボット」
観てしまった。
この映画、何回か観たのだけれど、結構見はじめると、
観ちゃうのだな。
ウィル=スミスも、この映画、ちょっとかっこいいし。
それより何より、この映画のテーマ、
「高度にプログラミングされた人工頭脳は意識を持つか」
というテーマは、結構、僕的にはそそる。
これって、「鉄腕アトム」とかで、手塚治虫先生が
昔から取り上げてきたテーマ。
このテーマを突き詰めていくと、「私たち人間の意識って何?」
という究極のテーマに行き着く。
だって、そうでしょ。自分と自分の隣にいるヒト、同じ人間で、
同じような身体、脳のつくりをしているのに、どうして、自分は自分で、
隣のヒトは隣のヒトなんだろう。どうして、意識って、自分の殻の中に
閉じ込められているんだろう、って、不思議な気がしません?
「アイ・ロボット」のテーマは、そんなことまでつながっている!
つながっているんだけど、なんか、ちょっと解決の仕方が安直で、
「なんだよ!俺なら、こういう展開にするのになあ」といつも
物足りなさが残るんだなあ。
ハリウッドの映画って映画会社の偉いさんが、
「プロデューサー、これはちょっと一般大衆には難しすぎるんじゃないかな」
「君!もっとアクションシーンとか美女とのラブシーンを増やして、
ストーリーを単純にしたまえ!」
とか、結構口を出して、単純で派手なストーリーにしちゃうことが多いらしいのです。
なんか、この映画も、ちょっとそんな匂いを感じるのだな。
それで、ちょっと不完全燃焼になって、何度も観ちゃうのかもしれない。
「わしだったら、こういうストーリーにするのになあ、もったいないなあ」とか
そんなことばっかり考えて観ている。一種の職業病ですな。
ハリウッドのえらいさんの口出しと言えば、日本のホラー映画(リングだったかな)
の監督が、ハリウッドで同じテーマでホラー映画を撮ってくれ、と言われて、
監督して、試写会をしたら、
えらいさんたち、
日本ホラー映画の真骨頂である「出るぞ、出るぞ、出るぞ」と怖がらせる
「タメのシーン演出」を全然理解しなくて、「怖いものが何も出てこないシーンが
長すぎる」「もうちょっとテンポよく編集できないのかね」
と文句を言ったのだそうです。
わかっちゃいないんだなあ。静寂の怖さ。
ハリウッドの注文を無視して撮っていた監督がキューブリックだったらしい。
キューブリックかっこいい。