韓国との外交問題が起きてますね。
安倍総理の“国民へ見せる政治”はすごいですよね。国民に見せる政治は韓国の大統領の真骨頂だったんですがそれのお株を奪う形です。
今回の問題の国内解釈は大きく二つに分かれていて、韓国側が日本から輸出された半導体の材料を第3国に横流ししているという疑惑があり、それに対する正当な措置である、という見方。もう一つはいわゆる徴用工問題への報復措置として行った政治的な動きである、というもの。
朝のワイドショーに出ていた元通産相官僚なる人は、前者が本質であり、徴用工問題とごっちゃにされるのは良くない。という見解を示していましたが、安倍首相としては二つの解釈が入り乱れている現状こそが望んだ形なんです。
韓国って犯罪者が逮捕されたときって、警察が積極的にメディアのカメラの前に犯人を晒して、「悪いことしたのはこいつらですよ~。」みたいな場を設けます。政治や行政が国民感情をとても恐れ、重要視している表れです。それに対して日本は裁判員裁判でもわかるように、国民感情をくみ上げて死刑にした判決を最高裁で「感情で死刑はあかんよ。」みたいな感じでひっくり返しちゃうということをするくらい感情を押し殺すことを重要視します。
政治問題に関しても韓国の国民感情を重要視する手法を見た日本人の中には「日本もあんな風にやれよ。」って思っている人も少なからずいるはずです。
で、今回安倍首相はそれをやった。
しかも、韓国のように大きな声が起きれば一気に行ってしまう国民性でないことも理解したうえで、感情論をとは別の正論の道、つまり横流し問題を逃げ道として残しておくことでどちらに転んでも対応できるようになっているわけです。
安倍首相の国民に見せる政治は抜群に上手いです。
ただ、安倍首相の場合は長くやりたいっていうのが第1に来ているみたいで、安倍首相になって実際何が良くなったかというと何もよくなってません。「色々よくなっている。」って言う人も多いですが、100兆の予算を組めばそりゃよくなった感じは出るやろ、って感じです。
それに比べて全くダメなのが民主党及び民主党の残党です。
民主党政権においては“国民に見せる政治”って言うのが全くできてなかった。4年やそこらで何か変えられるとでも思ってたんでしょうかね?長くやるために、本当に自分たちがやるべき政治と国民に見せる政治を並行してやらないといけなかったんです。
官房機密費は内部からどんだけ反対があっても公開すべきだったし、取り締まりの可視化は一瞬でやるべきだった。八ッ場ダムもどれだけ批判されようが「やると言ったらやる。」と言ってやるべきだったんです。逆に沖縄の問題ははっきり言って国民はあまり見たくない問題なので、そんなもんはえっちらおっちらやっとけばよかったんですよ。
しかも、民主党の残党に関しては安倍首相から理不尽で大人げない扱いを受けてますが、それすら安倍首相の“国民に見せる政治”に組み込まれていることに気づいてない。エダノなんかこの前「民主党のエダノさん」問題を真に受けてましたけど、安倍首相が「民主党のエダノさん」って呼ぶことと自体国民が喜ぶっていう事に気づけよって感じです。
民主党の残党の人たちは安倍首相の“見せる政治”に取り込まれないように、一度自分たちが政治の世界から消えるべきだということに気付いてほしいです。