高1の時の話。
3日間ある定期テストの初日、午前中でテストが終わった。
家に帰ると母親に、2人分の昼食を買ってきてほしいと頼まれた。
俺は家の近くのコンビニに自転車で向かったのだが、いざ着いてみると
コンビニにギャル2人組の乗った車が突っ込んでいた。
すでに警察は到着していて、彼女達に事情聴取をしているようだった。
警察も2人組で、初老のベテランとヤル気満々の新米のコンビである。
コンビニの方はというと、雑誌のコーナーが壊れ、
奥のドリンクコーナーへ続く道を封鎖していた。
・・・にも関わらず、コンビニは残り半分のスペースで通常通り営業中!であった。
なんという商売魂だ!
とは思ったが、俺は買い物を済ませ、店を出た。
すると突然、店の前で事情聴取をしていたはずの新米ポリスマンが
ギャルズに背を向けて笛を吹き始めた。
というか、俺に向かって笛を吹き始めた。
この距離でかよっ!
いやいやその前に、俺!!?
と思ったのも束の間、
俺は鼻息の荒い新米ポリスマンに腕を掴まれてしまった。
ポ「おいお前!
何でこんな時間にこんな所にいるんだ!」
逆に俺が聞きたいよ!
何で俺の前にいるんすか!!
ギャルズはもういいのかよ!!!
という反論も、この鼻息の前では軽く吹き飛ばされてしまいそうだったので、
しょうがなく俺は、学校のテストのこと、母親に頼まれたことを説明した。
すると、新米ポリスマンは
ベテランポリスマンの前で恥をかきたくないのか、
それともヤケになってしまったのか分からないが、
ポ「嘘をつくな!」とおっしゃる。
何でそうなる!
hiro「学校に連絡取って調べてもらったらはっきりしますよ。」
ポ「いや、それはしないでおこう。」
何でそうなる!!むしろしてくれよ!
ポ「それよりお前、
その制服と自転車、どこから盗んできたんだ?」
何でそうなる!!!俺のこと疑ってかかり過ぎだろ!
発想が豊か過ぎるよ!
ポ「とりあえず君のこと詳しく聞こうか。」
・・・結局、住所氏名から部活まで色々聞かれた挙句、やっと解放された。
しかし、家に戻り母親に事情を説明すると、
母「それはおかしいでしょ!
今からその警察の所に連れて行きなさい!」
また戻るのかよ!俺もうあの人やだよ!
母「いいから連れて行きなさい!」
仕方なく、母親と共にコンビニに戻り、
2人組ポリスメンの前で、どっち!と凄む母親をなだめつつ
新米ポリスマンに誘導すると、
新米ポリスマンったら、懲らしめたはずの高校生が、
マジの目をした大人を引き連れてカムバックを果たしたことに驚いたのか、
急に優しい笑顔になって、
ポ「おう!hiroくん!あれから部活の調子はどうだい?」
さっき会ったばかりだろ!!!
・・・警察にも、面白い人はいるようだ。 hiro
