これは、俺の友人Aが実際に遭遇した恐怖体験である。
その日、Aは朝から異様な気配を感じていた。
弟の様子がいつもと違うのだ。
登校の時間になっても、なんだか踏ん切りがつかないようで、
なかなか部屋を出ようとしない。
しかし、遅刻をさせる訳にもいかないので、
Aは弟の尻を叩いて送り出し、
自分も、もやもやとした気分の悪さを振り払いながら登校した。
学校に着くと、授業や友人との会話といった喧騒の中で、
気分の悪さは次第に薄れていった。
その日は部活動もなく、Aはいつもより早く帰路に着くことになった。
マンションのロビーに入り、エレベーターのボタンを押した時、
異様な気配が再びAを襲った。
エレベーターが到着し、扉が開く。
その瞬間、Aはその場で凍りついた。
そこには・・・
エレベーターには普通あるはずのない、
茶色の物体が!
「異様な気配の元はここだったか!
しかしまだ嫌な予感がする!」
Aは息を止め、エレベーターの隅に乗り込んだ。
・・・チーン。
エレベーターが到着し、扉が開く。
目の前に次第に広がる景色を見て、
Aは再び凍りつくことになる。
そこには・・・
エレベーターから我が家まで、
点々と続く茶色の物体が!!
・・・完全に犯人は弟である。
この揺るぎない証拠がそれを示している。
弟によれば、
朝からお腹の調子が悪く、ずっと我慢していたのに、
マンションに着いてホッとしたのと、
エレベーター出発時のフワッとした感じにヤラれてしまったらしい。
お、惜しい!!
ていうかフン切りってそういうことかよ!
尻叩いてんじゃねぇっ!!
・・・お下劣な話で申し訳ない。 hiro
