同期にひげという男がいる。      ※#005 ひげという男 参照


「ひげ」というワードがあまりにも市民権を得てしまい、

本名よりも「ひげ」で呼ばれることの方が多い今日この頃。


最近ではさらに発展して、ダーリ・ムーチョ

(ヒンディー語で、あごひげ・くちひげという意味らしい)

という異名まで獲得してしまった。


元々は、そんなにイジられる人ではなかったので、

真っ先にイジってしまって申し訳ないなぁという感情を抱きながら

みんなにひげをさわさわされているひげくんを見ていると、

チラリと俺の方を見て


「おまえの手柄じゃねぇからな。」


と言ってくる。



手柄って!

そのおイジリにある程度満足していたのか君は!

何ちょっと気分良さげにしてんだ!



なんだ、ひげくんはひげをイジられることにあまり抵抗がないのか

と一人納得していると、

今度はこっそり


「俺のひげばっかいじるんじゃなくて

         もっと別のをいじれよ。」


と言ってきた。



まだ欲しがるのかこいつは!

ひげだけに飽き足らず、

他の部位もピックアップして欲しいと!

味を占めすぎだろ!



「もう十分ひげは部のアイドルだよ!ていうか他にイジる所ないよ。」

と言っていたら・・・


次の日。

ひげくんが左目をあり得ないくらい腫らして部活に現れた。


心配すべき所なのだが、全員大爆笑。

さらに、

前日の欲しがり発言のせいか、


「ひげはもっとイジられたいが為にわざわざ左目をぶん殴られてきた」


というあらぬ風評がたってしまい、

この一連の事件は『ひげ左目ぶん殴られ事件』として

一躍部のトピックになったのだが、

それではあまりにも可哀想なので

実際の所原因は何なの?と聞くと

この片目野郎は


「蚊に刺されたんだよ!」


と訴えてきた。



いやいや無理あるだろそれ!

気付けよ!まぶたって結構敏感な部位だろ!

ていうかそんなに腫れないだろ!!普通!

めっさ飛び出てるぞ!



・・・ほんとにこのダーリ・ムーチョは、外界に向けて

ひげもたくさん飛び出させるわ、左目も飛び出させるわ

とんだ「飛び出し者」なのであるが、


左目の腫れが治まった頃、


今度は腰の椎間板を飛び出させてヘルニアになった。


ちなみにひげくんの今のバイトは、

我らが熊本の名産品、辛子蓮根の辛子が


飛び出していないかチェックする仕事らしい。



自分の飛び出しをまずどうにかして!!!         hiro



hiroのぶログ!
                                               のぶ