【道端の白い花】

フワッと風に乗って
甘い香りが鼻を掠めた
道端に目をやると
シロツメ草が咲いていた

花壇でもない道端で
ほら こっちも見て!って
私に呼び掛けていたんだね

あまりに晴れ渡った青空と
モコモコ浮かぶ雲たちに
すっかり心を奪われて
道端の君たちに
なかなか気付いてあげられなかった

子供の頃は
君たちとよく遊んだね
シロツメ草をたくさん集めて
首飾りを作ろうとしていたね
だけどいつも途中まで
首飾りは完成しなかった

もうあの頃みたいに
遊ぶことは出来ないけど
ちゃんと君たちの事は
心に留めておくからね

人の手に頼らず
健気に生きる雑草たち
小さな花をいっぱい咲かせ
未来に向けて生きていく