【春の空気に】

昨日空を覆い尽くしていた灰色の雲は
今日にはすっかりどこかへ流れて
春の青空が戻ってきた

昨日の空は
もう過ぎ去ったはずの冬の空気が
ひょっこり戻ってきたように
冷たすぎる雨の滴が
私の体に降り注いでいた

すっかり春の空気に慣れて
それが当たり前に感じはじめていた頃
何か思い出させるように
冬の空気が戻ってきた

それはまるで
私の心の空
晴れ渡る春のような青空も
どんより雲に覆われたり
時には嵐が吹き荒れたり
それでも必ず春は来る

冬の雨に身を縮めても
必ず太陽は顔を出す
きっとまた
柔らかい春の空気に包まれるはず

だからみんなも
自分を見失わないで
私も自分を捨てないから