【嵐の迫る空】

嵐の近づく日の朝は
いつも以上に穏やかだった
迫り来る足音は
まだ聞こえてこない
嵐を忘れてしまいそうな
穏やかな空模様
雲は当たり前なのように白く
空は精一杯蒼く
この街を包み込んでいた

いよいよ嵐が迫ってくると
足早に流れる灰色の雲が
蒼かった空を染めていく
風は唸り声をあげ
いよいよ嵐がやってきた

明日の朝はまた
今夜の嵐が嘘のように
穏やかな空に戻ることを
願いながら空を見ていた