今、振り返ってみると
いつから、どのように、音楽理論の勉強を始めたか、ということはハッキリとは覚えていない。
覚えてることは
アドリブ演奏という存在を知ってやり出したのが高校生の頃で、その頃にはメジャースケールとペンタトニックスケールは知っていた。
母の楽典を借りて読んで写譜してた記憶がある
ギターマガジンの宮脇俊朗さんのコラムを読んでいたこと。(本を買ったかどうかは覚えていない)
当日結構な頻度で夜遅くまで入り浸っていた地元の楽器店Egg Soundの店長に、大学に入ったらジャズ研に入ったら上手くなるぞ、と勧められたこと。
じゃあジャズの勉強するかと思って教本を買ってひたすらコピーしてたこと。全く覚えられなかった。
スタンダードのテーマとソロの譜面が何曲か載っているだけの本だった。
大学に入ってジャズ研に入り、いざジャズをやろうと思ったら、当時はジャズをちゃんと弾ける先輩がいなかった。そもそも部員が少ない。ギターの先輩は0。
みんな曲のキーから当てずっぽでソロを取っていた。
これじゃダメだと思って本を買って勉強するも身についた感覚が全くなく、
先輩たちも酒を飲んでいるか、漫画を読んでいるか、CDについて語っているか、基礎練してるだけだったので教えてもらえなかった。
ジャズギター?何それ?ジャズギタリスト?ジムホールなら知ってる!みたいな。
ほとほと困り果てて、どっかのセッション帰りに先輩に連れていってもらった、田辺充邦さんのホテルの営業ライブで話しかけてもらい、浅草のジャノメのセッションに通うようになる。
ギターを教えてください!と田辺さんに直談判したが、断られた。僕よりいい先生がいるよ!とのことで岡安芳明さんのところに入門する。
この辺りから記憶がハッキリしてきます。
師匠はとても厳しく、ものすごいビビりながら、レッスンを全部録音して聞き返して、師匠のフレーズをマルっとコピーする日々。
事務所が浅草で、当時の家から3時間くらいかかった上に、電車が苦手で、地図も苦手でいつも遅刻気味だった。マジで最近のgoogleマップは神。
ジャズライフの教則のページは全部目を通して弾いてみる。部室に過去のやつが大量にあったのでちょっとずつ借りて全部目を通した。
高内ハルさんの本を買う。こんなようなやつ。
電通大で知り合ったバークリー帰りの男から
How to improvise をやるといいよ!と言われてやった。
道下和彦さんのブログにスケールやれって書いてあったので全部やる。
実際に習いにも行った。
みたいな感じで理論とかスケールとか勉強していった気がします。
記憶違いもあるかもしれません。最近多いし。
バークリーに入る頃には一通り知ってたので授業も飛ばせてラッキーでした。
Xで音楽理論が流行ってたので自分はどうだったかなぁと振り返ってみました。
すげー行動力と、言われたことはやる素直さがあったんだなぁと自分を少し見直しました笑
何にせよ、師匠と出会ってなければこんなふうにはなっていなかったので大変感謝しております。
最近ライブ行けなくてすみません。
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