今まで大型のバイクに全く興味がなかったので、現在のバイクの免許は高校の夏休みに友達と一緒に合宿で取った中免(普通二輪免許)です。
 
最近思うのが、このままだとガンマオーナーなら誰しも気になるRG500Γに乗れないって事。
 
と言う事で、
先週突然大型二輪の一発試験を受けようと思い月曜に申請したら、なんと4日後の金曜にキャンセルが出て技能試験の予約が出来たので、全く予備知識もコースも覚える余裕もなく受験する事になりました。
 
 
鮫洲試験場の大型二輪の一発試験の情報が全く無かったので、少しでも今後受験する方の参考になればと思い少し詳しく書こうと思います。
試験場は館内、コースとも一切撮影禁止なので文字だけの記事となります。
 
 
 
そして先週の金曜日、心の準備も出来ないまま初めて大型二輪免許の一発試験に行って来ました!
 
11時半、心配していた朝からの雨もほぼ上がったので、用意していたレインウェアを置いて自宅をスクーターで出発します。
平日昼間の国道はやや混みますが、それでも約15分で鮫洲試験場に到着しました。

 

 
事前審査
 
時間に余裕を持ってきたので、暫く2階の技能試験待合室でコース図を見ながら待っていると、集合時間になり試験官が来て必要書類の記入と技能試験の説明が始まりました。待合室には小型、中型、大型二輪の受験者が約20人程
 
今日は初めて大型二輪の技能j試験という事で、事前審査の呼び出しがありました。回は自分を含めて3人が事前審査に臨みます。
 
緊張感が高まりながら、試験官の方と1階に降りて倉庫から引っ張り出してきたのはCB750。
倉庫前のそんなに広くないスペースで、試験官がバイクをスタンドとは反対の右側に倒して事前審査スタートです。
 
これネットにも鮫洲試験場の審査の情報が全く無かったのですが、倒れたバイクの引き起こしと、特にラインのない場所で8の字押し歩きの2つだけです。
 
最初の受験者は自分より小柄で若い男性で、スタンドを出さないでCB750を起こす難しいやり方をしていたが、8の字も問題なく合格。
2人目は自分より若くてガッシリ体系の男性で、倒れたバイクのスタンドを最初に出し、反対側から普通に引き起こして危なげなく8の字も押し歩き合格。
3人目は自分ですが、右側に倒れてるので最初にスタンドを出して、フロントブレーキを握って普通に起こして8の字も普通に合格。簡単です。
 
普段中型バイクに乗っている人なら特にコツも必要ないと思います。
 
 
技能試験
 
事前審査が終わると2階の技能試験待合室に戻ります。
少しすると先ほどの試験官の指示で全員3階の試験コースに外階段で上がります。
まずは試験コースを歩いて確認していいとの事で、各自自由にコースを歩きます。
私は一本橋、波状路の高さ、クランク、S字の道幅のチェック等来ななる所を確認しました。5分位経ったところで、コースのスタート地点へ戻るように指示がありました。
 
そして小型、中型、大型に分かれて技能試験スタートです。
大型二輪の試験車両はバンディット1250です。初めて知りました。
 
大型二輪のMTの受験者は全部で6人。
まずは2回以上技能試験を受けている方からスタートで、初試験の私たち3人は後からのようです。
まだ順番まで時間があるので、他の人の試験をじっくり見ます。
みなさん緊張気味で、バイクの乗車時、出発時の後方確認忘れてたり、ウインカー出てなかったり、一本橋から落ちたり、外周や右左折でスムーズに走行している人は少数派です。
緊張の為かコースを忘れちゃう人も複数いました。
 
あと見ていて感じたのは、試験官の方が受験者にコースを最後までどうにか走らせてあげようという姿勢が伝わります。でも受験者のダメな所もよく見ていますが。
 
そして受験者がスタート地点に戻り、技能試験に落ちた人に最後に点数等も含めて試験官からコメントがあるのですが、さりげなく近くのベンチに座り全部聞くようにしました。
その一言が、ホントにいい勉強になり技能試験のコツなどもわかったりします。
 
うんうん頷きながら試験を見ていると、あっという間に5人が試験を終わり合格者は誰もいませんでした。
 
 
試験走行開始
 
そして私の番になり、試験車両のバンディッド1250に初めてまたがります。
 
が、予想に反して殆ど緊張しません。
普通にミラーを合わせたり、後方確認、右にウインカーを入れて試験スタートです。外周を半周回ってならし走行区間が終わり一時停止します。そこから本番スタートで、左に思いっきり小回りし一本橋の手前で一時停止。
 
ここが1つの難しいポイントで、一本橋直前なのに車体が一本橋に対して少し斜めになっちゃいました。一本橋に斜めに進入するので、当然バランス崩します。落ちると試験中止ですから、仕方なくアクセル開けて一本橋の真ん中位まで加速、バランスを取り戻してリアブレーキで少し粘るもあっという間に一本橋終了。
感覚的には規定の10秒以上には遠く達しませんでした。
 
次は中腰指定で波状路の通過ですがこれは問題なし。
そしてクランク、S字を通過しながら教科書通り見た方向に曲がっていくバンディット1250の乗り易さに感心し、次はパイロンスラロームもリアブレーキとアクセルオンオフで積極的に通過。なんかリッターバイクも楽しいかも。
 
そして停車からの坂道発進も普通にリアブレーキを使えば、低速からトルクがあるのでエンストとは無縁な感じ。
 
その先は外周や右折左折、キープレフトやウインカー出すタイミング、進路変更時の後方確認、速度のメリハリ等に気を付け走行。
いよいよ最後の課題は急制動。
 
直線でスピードが出過ぎないように気を使い、指定速度40キロのところ制動開始の目印少し前のデジタルメーターは43キロ。
フライングは嫌なので目印を完全に通過してから前後ブレーキを思いっきり掛けます。あれっ、重い、止まらない! さらにタイヤがロックしないように強く握るとタイヤがキュッと鳴りながら停止線をタイヤ半分程通過・・・
 
少しでも動いていると軽く感じるバンディッド1250ですが、急制動の時は違いました。ぜんぜん止まらない。慣れてないのもあるけど、普段練習に使っているFZR400とは車重が全然違うんですね。
 
急制動は失敗しても2回出来るものと思っていたら、停止線オーバーは試験中止だそうです。
知らなかった(涙)
 
試験中止に気付かぬまま気分よくゴール地点に到着しました。
 
 
試験の結果
 
そして試験官の一言コメント。
一本橋の最初でバランス崩してアクセル開けるのは仕方ないですよね~
わかります、そうしないと落ちちゃいますから。
 
通過時間が10秒以上のところを5.1秒。これ勿体なかったですね~
他は悪くはなかったんですけど。
あと急制動、停止線越えちゃうとダメなので練習してまた来て下さい♪
 
でした。
 
結果は初めての大型二輪一発試験は不合格でしたけど、普通に運転出来る人なら誰でも何回か一発試験に通えば合格出来るなぁというのが感想です。
昔から大型二輪の一発試験が難しい噂は山ほどありますけど、アレは昔の話かもしれませんね。
 
今度は鮫洲試験場のコース解放の日に練習に行きたいと思います。
 
つづく