先日のニュースで女子高生がオーバードースで亡くなってしまったこと。
とっても残念で悲しく思います。
私と同じ、70錠程の薬を飲んだんだよね。
死ぬには一番楽な死にかただと思うよ。
私も同じ事をした事あるから。
酷い嘘の誹謗中傷を受けて発作的に弟の後を追ってしまった3年前。
えいたんがすぐに救急車を呼んでくれたからかろうじて助かったけれど。
一歩でも遅かったら、死んでいたと思う。
救急隊が来た事も、病院に着いた事ももう記憶に無いから。
そのまま意識を失って、眠ったまま苦しまずに逝けるんだよ。
だけど私は、入院中2回。
よく言われる幽体離脱。ってやつを経験して、地獄を見たよ。
えいたんの居る家に帰ろうと病院の窓の外に出たら、真っ暗で、寒くて、どこまでも続く暗い森の闇。
私は病院に戻れなくなると困るのですぐに病院の窓の明かりを頼りに自分の体に帰るのです。
そんな事を二度繰り返しました。
私達の行先は地獄。
私は、特別ハイケア病棟っていうICUから出てからナースセンターの裏にある病棟に居たんだけれど、ここが地獄の入口なんだと思った。
私の入院している部屋は自殺を図って死に損ねた、生きるか死ぬかっていう人が入る最後の審判みたいな病室でした。
だから、毎晩、順番に入った順から人が死んで逝った。
誰も喋らない。
お見舞いも無い。
立ち入り禁止の部屋。
4人部屋で、全員がナースセンターの裏で新たに専属のナースに監視されている特別室。
全員モニターがついていて、必ず誰かのモニターが騒ぎ出してはカーテンが閉められて医師が来て、少しすると静かになって、看護師が家族に電話をするパターン。
私は意識を取り戻してからこの部屋に来たけれど、手足も胴体も拘束されて、食事も出来ない。
血中酸素濃度も90を切りそうな状態でいました。
ただ、ずっとずっと眠って、目が覚めると大きな窓の外から見える空に、夕方鳥の群れたちが飛んで行く姿にぴーちゃんとくうちゃんの姿を思い出しては涙が流れました。
助かったのはえいたんのおかげ。
救命救急で私を助けて下さった方たちのおかげでしかないのです。
放置されていれば、私もあの女子高生と同じく死んでいたのです。
どうして誰も助けてあげなかったのだろう。
私が退院する時に、まだ二十歳位の若い可愛い女の子が運ばれてきました。
あの子のベッドにはレベル4の札が立てられて居ました。
今まで亡くなった人でもこんなに酷い状態の人は居ませんでした。
ずっと危険を知らせる警告音がなり続けては、看護師が2人きて、何かをしています。
きっとあの子は助かりません。
あの子は次にあの地獄の扉を開けるのです。
あんなに可愛いのに。
あんなに若いのに。
もう二度と目覚めることは無いのです。
こんな事をしたら、
私が弟を亡くしたように
沢山の人が悲しむのですよね。
どんなに苦しくても悲しくても
生きていかなきゃ行けないんだよね。