目指すは、ソウルにある洋風建築。駅をでて、すぐわかりました。大きな門がある。
「大漢門」ここにも衛兵がいっぱい。観光客もいっぱいで、ヒロミも記念写真とってもらいました。
門をはいると、大きな敷地に建物が点在。全部の建物が見渡せるのではなく、塀で区切られている。
石積みですが、西洋のレンガとも違うし、日本の石垣みたいなんとも違う。わりと明るい色合いで。
 
ヒロミはそこでタイマーをつかって写真を撮っていると、とりましょうか?(日本語)という女のひとあり。
日本のひとですか?ひとりですか?というので、そうですよ。
わたしも日本へひとりで旅行したことあります、という。
日本のどこですか?京都です。あなたはどこから来ましたか?
長野ですよ。わかりますか。冬のオリンピックやったところですね。(おおお、すばらしい)
日本語、すごく上手ですね。
むかし、日本のひとに尋ねられたけれど、うまく答えられなくてすごく残念だったので勉強しました。
(ますますすばらしいねえええ)
今度、日本に来るとしたらどこに来たいですか。
そうですね、札幌。
あなたは、ソウルは初めてですか。
初めてです。キムヨナちゃんを見に来ました。
・・・・(ちょっと絶句)いつまで滞在するのですか。今日帰るんです。
いつ来たのですか?昨日です。
(また絶句・・・)
もう少しゆっくり来たかったですね。(一応フォロー)
 
歩きながら、目的の「石造殿」についたのですが、修復中で、屋根しか見えませんでした。
うう、よくあることよね。ちょっと悲しい・・・破風の写真だけ撮りました。
ドーリア式の柱頭もちょっと見えた?
 
気を取り直して。「静観軒」こちらは、東洋折衷様式という。植民地様式のベランダ風です。色合いが派手。
ここはカンハラさんが説明してくれて、宴会場だったということです。いまも、レストランになることがあるんだそうです。そういえば、屋外キャンプするとこにも似た雰囲気。装飾がめちゃくちゃ細かいですけどね。透かし彫りみたいな仕切りがついて。
 
咸寧殿は韓国らしい建物で中には立ち入り禁止。柵のそとから中を覗き込んでいるときに、不幸な事件が!
カメラのふたがとれて、立ち入り禁止の構内へからからと・・・
ああああ!!
ヒロミは折りたたみ傘を持っていたので、柄をのばしてなんとか手のとどきそうなところまで引き寄せた、のですが。少し段差があっていかんともしがたい。ほかの観光客のひとも助けてくれようと、柵の隙間から手を伸ばすけれどあと5センチ!届かない。
そんなことしてると黒山の人だかりになって、係員のひとがかけつけてくれました!
結局柵をのりこえてとってくれました。
あああ、すみませんでした。カムサムニダ~。
 
もう、はずかしいので退散する。でも親切なカンハラさんがソウル美術館へも案内してくれた。
(こんな間抜けでごめんなさい!)
大漢門からソウル美術館への道は、恋人と歩くと別れてしまうというジンクスがあるんだそうです。
うう~ん、韓国ドラマの世界。
でも、韓国では日本のドラマが人気あるんだって。
日本ではヨンさまですよ?というと、ヨン様好きですか?と聞かれた。
ああ、わたしはああいう軟弱な感じはちょっとだめです。もっと男らしいフィギュアの選手が好き(わけわからん)
と答えました。カンハラさんがよく見るのは「リアル・クローズ」とか「のだめカンタービレ」とかだそうです。