戦前の予想では、GP争いを繰り広げる賞金ランク上位陣の誰が寛仁親王牌を勝つかに注目が集まっていたが…出揃った決勝戦のメンバーを見るとGP確定の古性に賞金で手中におさめている佐藤だけがSS班で、後GP争いをしているのは犬伏だけ…残り6人は圏外どころか今年のG1戦線で目立った活躍もない選手ばかりという寂しい決勝戦に。
昨年はGP崖っぷちの新田が古性の逃げの3番手を確保しながら車間を空け過ぎ吉田拓に松浦と次々先に仕掛けられ後方に下げさせられ、失格覚悟のイン突きで外を強襲した守沢を振り切りグランドスラムを達成し、競輪祭では前を回り新山のG1初制覇を演出したのは記憶に新しい。
今年は、どんな決勝戦になるのか?
12R決勝
スタートは東北勢が取るか犬伏が取るかの2択ではないかと見る、単騎の河端が取る選択肢もないとはいえないが…脚を溜めたいなら前受けより後ろで戦況を見た方が一発仕掛けるチャンスはあるのでは?
和田の初手は、古性ラインの後ろからの組み立てだろう。犬伏の仕掛けに諸橋が離れる可能性はかなり高いのでその後ろからの組み立てはリスクが大きい、東北ラインの後ろは和田の競争スタイルが外を踏むより直線で空いたコースを突く感じなので得策とはいえない…
⑧①⑤ ②④ ③⑦ ⑨ ⑥
もしくは
②④ ③⑦ ⑨ ⑧①⑤ ⑥
の形で周回は流れそう。
レースのポイントは、古性の動きになるだろう。何れのケースになっても犬伏としては、古性が後ろに入る仕掛けは避けたいが…この並びだと犬伏が仕掛けた時には古性が後ろに居る可能性が高くバックは
HS→BS
②④ ③⑦⑨ ⑧①⑤ ⑥
の隊列で流れる可能性が高い。
そうならないとしたら犬伏が捲りか捲り追い込みを選択した場合に
⑧①⑤ ③⑦⑨ ⑥ ②④
か
⑧①⑤ ③⑦⑨ ⑥
②④
流れの中では犬伏が内で詰まる事もあり前者なら犬伏の捲り届く可能性はあるが、後者なら絶望だろう。
もう一つの展開は、
③⑦ (⑨) ⑧①⑤ ⑥ ②④
これも犬伏が捲りに構える形なのだが…最初の形の変化形で古性が早めに切った時に犬伏が仕掛けなかったケースだが、このパターンは昨年の決勝の再現?かなり薄いと見るが…
結論としては、古性が今年3つ目のタイトルを取る可能性が一番高いと見る。ただ、犬伏が捲りで初タイトルの目も押さえたい。
3-79-179
押さえ
3-4=79
2-3-179
2-9-13
本日は以上です。