日ラスベガスのMGMグランドで行われたWBC:Sバンタム級タイトルマッチは王者の西岡利晃が2位で元2階級制覇王者のラファエル・
マルケスに3-0の判定勝ちし7度目の防衛に成功すると共に、ボクシングの聖地・ラスベガスのリングで日本人王者として初めての勝利を挙げる快挙をだった。

 試合前の予想はメキシカンキラーの西岡に対しサウスポーキラーのマルケス。
‘モンスターレフト’の異名を持つ西岡の左ストレートと、マルケスの左フックと右ストレートの どちらが先に当たるかスリリングな展開が予想された。

 試合が始まると両者フェイントのかけ合いから互いにジャブを伸ばしているのだがマルケスの手数が妙に多いのに対し、西岡のパンチは
クリーンヒットしているが単発という展開。

 特に西岡の右ジャブはマルケスの左フックが危険なだけに少なく、いきなりの左を打ちに行くものの懐が深いのと警戒されているので届かなかったりガードされるケースが多い。
 ただし その左がマルケスの右ストレートの抑止力となっているよう
だった。

 1Rこそ取ったように見えたが2R以降はマルケスのジャブに接近を阻まれ、左ストレートのボディブローはヒットしているがジャッジが見て
いるか?という感じで4Rを終わった時点では2ポイントリードされていると見ていた。

 ところが5Rに右をおとりに左ストレートをボディから顔面に打ち分け後半にも左ストレートをヒットしてグラつかせて流れを掴み、6Rからは左をストレートだけでなくロングフック気味にヒットしてリードを広げる。

 8Rにバッティングで頭の中を切って出血したものの冷静に対処してマルケスの攻撃を捌き、11Rには左から右の返しまでヒットさせてペースダウンしたマルケスを圧倒。

 最終ラウンドも攻勢に出て打ち合うのを見ながら‘頼むから長谷川や下田の二の舞いだけは・・・・’と思いながら試合終了。

 私の採点では悪くても116-112で西岡だったが‘マルケスのジャブを含めた手数を評価するジャッジがいたら・・・・’と採点が出るまでヒヤヒヤしていた。

 そしてジミー・レノンJrのコールは3-0‘117-111・116-112・115-113スティル’と言った瞬間に ようやく‘勝ったんだ’と安堵したものだった。

 ただ残念だったのがリング上でのインタビューがなかった事。
 その代わりに実況舌WOWOWの放送席に西岡がやって来てインタビューを受けていた。

 それにしても今回のように試合中は食い入るように仁王立ちでTV画面を見つめ、ラウンド終了毎に大きくため息をつき、試合終了後は緊張からの解放から足がガクガクなるなど辰吉-シリモンコン戦以来だろうか?

 本当に具志堅以前の昭和の頃の世界戦を見た感覚が蘇ってきた試合だった。

ACL「お祝います」横断幕問題 韓国チーム、掲示の人物特定へ 刑事告訴も視野

フジテレビ系(FNN) 9月29日(木)18時37分配信

27日、韓国で行われたサッカーのアジアチャンピオンズリーグの試合中、セレッソ大阪と対戦した韓国のチームのサポーターが、「日本の大地震をお祝います」と書かれた垂れ幕を掲げた問題で、韓国チーム関係者は、刑事告訴も視野に入れて検討していることを明らかにした。
チーム関係者は「誰がしたのか捜します。今後、競技場への出入りを禁止にし、必要なら、警察の協力を受けることも考えています」と語った。
韓国チームは、公式ウェブサイトで謝罪したうえで、スタジアムの監視カメラを分析するなどして、垂れ幕を掲げた人物の特定を進めている。
 妙なボクシングを見てしまった。

 土曜日(2011年9月17日)に行われたWBC世界ウェルター級タイトルマッチのことである。王者がビクター・オルティスで、挑戦者がフロイド・メイウェザー。

 え、逆じゃないの、と思った人は少なくないのではないか。いうまでもないが、メイウェザーは華麗な戦績を誇る。34歳、41戦全勝(25KO)。シェーン・モズリーと戦って以来16カ月ぶりのリングとはいえ、ガウンを脱ぎ捨てた肉体に衰えは見られない。

 一方のオルティスは、劇画的な経歴のボクサーである。両親に捨てられ、幼い弟の面倒を見つづけ、聖歌隊でコーラスを歌い、趣味はスカイダイビングとサーフィン。私が聞いただけでもかなり異色の背景だ。年齢は24歳。戦績は33戦29勝(22KO)2敗2分け。瘤のように隆起した肩の筋肉を見ても、破壊力は想像がつく。

 ただ、技術とスピードには歴然とした差があった。メイウェザーのパンチは最初から当たりつづけた。それも、素早く繰り出される右のリード(というより、いきなり叩き込む右ストレートだ)が面白いようにオルティスの顔面をとらえる。一方、オルティスが逆襲に転じても、メイウェザーはロープを背負いながら肩をぐるぐるとローリングさせ、相手のパンチを楽々とかわしている。

■オルティスのバッティングの後、一瞬の空白がうまれた。

 第4ラウンド、オルティスが初めて反撃らしい反撃を見せた。

 短い右をメイウェザーの顔面にヒットさせ、コーナーに追いつめて左右の連打を送り込んだのだ。そして――。

 あ、と私は思わず声をあげた。パンチが命中しないのに業を煮やしたのか、やや背の低いオルティスが、人間ロケットのように跳び上がったのだ。頭が、メイウェザーの口もとに命中する。露骨なバッティングだ。

 レフェリーのジョー・コルテスはすぐに試合を止めた。痛がるメイウェザーをちょっと休ませ、オルティスの減点を3人のジャッジに命じた。オルティスも詫びた。メイウェザーをハグし、頬にキスする素振りまで見せて、頭突きが故意でなかったことを釈明した。

 両者はリングの中央に戻った。

 だが、ここでもっと妙なことが起こった。

■レフェリーの合図の前に拳を出した王者には賛否両論が。

 両者がグローブを合わせた瞬間、レフェリーがふたりから眼を離した。たぶん、リング下からなんらかの指示が飛んだのだろうが、オルティスもそれにつられてちらりとよそ見をした。しかもガードを下げたまま。

 その瞬間、メイウェザーの左フックがオルティスの頬をとらえた。

 あ、と私はふたたび叫んだ。

 その直後、メイウェザーは右ストレートの追い討ちをかけた。拳は顔面を射抜いた。キャンバスに沈んだオルティスは、しばらく起き上がることができなかった。

 メキシコ系のファン(オルティスはカンザス生まれのメキシコ系だ)が大半を占める会場は、ブーイングの嵐に包まれた。レフェリーがファイトを命じる前にパンチを出したメイウェザーの卑怯をなじったのだ。

 が、メイウェザーにも言い分はあった。グローブを合わせるのは試合再開のサインだ。それに、「いついかなるときでも自身を防御すべし」とはボクシングの憲法第1条ではないか。メイウェザーはこう弁明して、一歩も引かなかった。

 理屈の上ではメイウェザーに分がある。試合後のメディアの論調も、まあ仕方がないかという感じのものが多かった。

■パッキャオと並ぶ希代の天才がこんな勝ち方でいいのか?

 しかしなあ、というのが私の感想である。

 メイウェザーのパンチは速い。メイウェザーにパンチを当てるのは至難の業だ。いいかえればメイウェザーは攻守ともに魅力的な一種の天才である。あのマニー・パッキャオと並んで現在のボクシング界を代表する逸材、といっても過言ではない。

 そんな天才がこんな勝ち方をしてよいのだろうか。

 よりによって、隙ありお面! などとはしゃいでいてよいのだろうか。しかもメイウェザーは、この試合で2500万ドルのファイトマネーを手中に収めている。

 体質に問題があるのだろうか、とさえ私は思った。

■メイウェザーが避け続ける「世紀の対決」の可能性は?

 もともとやや節度に欠けるメイウェザーの体質が、パッキャオとの「世紀の対決」をずるずると引き延ばし、自己正当化の台詞を連発させているのだろうか。

 年齢、名誉、資産、気力……どの要素を取ってみても、両者の対決が実現する可能性はいよいよ薄くなっている。これはつまらない。

 全盛期を過ぎつつある両雄だけに、激突があるとしたらこの半年以内だろう。

 つぎの里程標は、11月12日に予定されているパッキャオ対マヌエル・マルケスの一戦。パッキャオが順当に勝利すれば、「世紀の対決」にもほんの少しだけ、実現の可能性が出てくる。