紳助の次は杉浦太陽か!? 「杉浦太陽の父親に会わせろ」などと野太い声でわめき散らし杉浦の所属事務所「スカイコーポレーション」に殴り込みをかけた男が、警視庁赤坂署に器物損壊の現行犯で逮捕された。男は指定暴力団・六代目山口組の3次団体金嶋組の構成員。上部団体は岡山県岡山市北区に本拠を置く池田組だ。

 逮捕容疑は23日午後5時45分ごろ、俳優の杉浦太陽らの所属プロの部屋にあった椅子でキャビネットのガラス戸を割ったとしている。高下(こうげ)容疑者は「杉浦さんの父親に会いたいので居場所を教えろ」などと要求したが、スカイコーポレーション社社長が断ったところ口論になり、社長が110番通報をするために席を立った間、犯行に及んだという。

 だが、事はこれで収まりそうもない。事情通によれば「紳助と暴力団の関係が明るみになった直後だけに、警察当局は本気で芸能界と暴力団の関係を徹底的に洗い出す方針を強めるでしょう。杉浦周辺と闇社会との関係にも関心を持っています。それに今回の事件で高下容疑者が逮捕されましたが、これは確信犯。わざとパクられることで、相手に本気度を知らしめる効果がありますから。完全な威嚇ですよ」という。

 事実、高下容疑者は事件以前からスカイコーポレーションに幾度となく威嚇的な電話をかけており、事件当日も逮捕前に一度、同プロを訪れていたという。その際、同社社長が警察に通報したため連行されたが、特に容疑をかけられなかったため、逮捕には至らず、再び事務所に乗り込んだという。そこで今度は、器物損壊の行動に打って出たとみられる。

「あそこまでやれば、逮捕されますからね。そうすることで"俺たちは本気だぞ! 俺が逮捕されても、まだ別のやつが来るからな!"という威嚇の意味もあるんですよ」とは捜査関係者の談。また、別の関係者の証言によれば、「杉浦の父は、高下容疑者の知り合いから総額1億円近く借りて、まったく返す気がなかった」という。杉浦の父は、詰められるたびに「うちの息子(太陽)は俳優だから、ちょっと働けば1億円くらいわけないんだよ。なんなら事務所に行ってみなよ」と言い訳していたようだ。ところが杉浦の父と連絡が取れなくなったため、お金を貸していたた高下容疑者サイドが激怒して今回の事件につながってしまった。

 しかも高下容疑者の逮捕が、杉浦サイドに対する威嚇だとするなら、事態は収まるどころか激化する可能性は高い。

「ひとりふたり逮捕されたからって、取り立てを止めるほど甘くないですよ、この世界は。要は"借りた金は、命に替えてでも返せ"ですからね。今後ももっとヤバイ連中から付け狙われることになるでしょう。それだけに当局も警戒の手を緩めるつもりはなさそうです。間違いなく、今年下半期は『芸能界と暴力団』がテーマになる。伝え聞く限りでは大手有名芸能プロダクション、大手一流レコード会社、有名歌手、俳優、アイドル、タレントなどとにかく暴力団と少しでも関わりがあればターゲットとなるでしょう。特に某大手レコード会社は本気で警察庁からマークされています」(捜査関係者)

 ヤバイ話はまだまだ出てきそうだ。

8月20日を持って所属事務所スペースクラフト・エンタテインメントとの専属契約を終了した平野綾。翌21日にはGrick株式会社に移籍したことが明らかになったが、この事務所がバーニングプロダクション系列だということもあり、話題を呼んでいる。

「Grickの社長は、"芸能界のドン"であるバーニングプロダクション・周防郁雄の妻の連れ子である周防亮氏。バーニングプロ所属の島谷ひとみ、小柳ゆきが業務提携として所属し、そのほか以前バーニング系事務所に所属していた畑野ひろ子、松本まりかなども在籍している。バーニングプロには、内田有紀、小泉今日子、藤あや子、ウエンツ瑛士、小池徹平らが所属しているが、藤原紀香、AKB48・篠田麻里子ら所属のサムデイやフロム・ファーストプロダクションなど多くの事務所がその系列にあり、芸能界に一大派閥を形成しています」(週刊誌記者)

 周防氏は版権ビジネスに目を付け、系列の音楽出版社・バーニングパブリッシャーズは郷ひろみのほか、浜崎あゆみ、東方神起、Every Little Thingといったアーティストの出版権も持つなど、強大な権力と資金力を有している。そうした芸能界に揺るぎない力を持つ事務所だが、新たに目を付けたのは声優のようだ。

「アーティストのCDが売れない時代でもアニメソングだけはある程度の売り上げをキープし、戸松遥、豊崎愛生ら所属の「スフィア」など声優ユニットも、人気を獲得している。金のにおいに敏感なバーニングだけに、声優にも目を付けたのでは。スフィアはソニー系列のミュージックレインに所属しているが、茅原実里ら所属のエイベックスなども声優界に参入しており、大手の参入によって今後は声優界もさらに、バーターが横行するようになるかもしれません」(アニメ雑誌の記者)

 バラエティー番組などにも出演し、「やりたいこと」と「やらなければならないこと」の狭間で悩んでいた平野。芸能界最強の系列事務所に入ることで、やりたいことを追求する願望は満たされるかもしれないが、今後は別の形で"囚われの姫"となる可能性も出てきた。しょせん、どんな才能のあるタレントも強大な力を持つプロダクションが支配する芸能界のシステムには敵わない、という一抹の寂しさだけが浮き彫りとなったのだった。事務所やしがらみに左右されず、タレント=才能が的確に評価される時代の到来を望みたいものだ。