本日は先週に引き続き、韓国SDF(Seoul Digital Forum)
基調講演の、ビックなゲストについて皆さんにお伝えします。
今日、皆さんにご紹介するのは...
▼ クリス・アンダーソン氏(Chris Anderson)
皆さんは、この方をご存知ですか?
ここでピンっときた読者の方は、かなりの「IT通」だと思いますが、最近、ネット関連のマーケティング理論でよく聞くコトバ!
ロングテール
このロングテール理論を提唱したのが、クリス・アンダーソン氏です。
さて、このロングテール理論!
いまさらながらですが、あまりよくわからないという方のために、ちょっとご説明を...
たとえば、Amazon.com などのネットでの本の販売などを例にとると、その売り上げと販売商品群の関係より、縦軸(y軸)を売上数量(Population)、横軸(x軸)を販売商品の種類(Product)としてグラフ化すると...
▼ ロングテールの代表的なグラフ
上記のようなグラフとなり、これを、わかりやすく簡単に説明すると、とあるカテゴリの商品群と、その売上高の相関関係は、ほとんどの場合、「全体の20%の商品群(上記グラフの赤の部分)」が、「売上げの80%を締める」(一般にパレット理論と呼ばれています)というケースになるといいます。
これがリアルな世界における、今までの「常識的」なビジネスモデルであり、実際の本屋さんなどに例えると、お店の広さや本棚の数などを考えると、どうしても「売れ筋の20%」に注力して商品を販売する必要があったワケです。
しかし、これがインターネットの普及とともに、Amazonなどのネット販売になると、徹底した在庫管理・物流システムなどとの「あわせ技」で、サーバー上で管理(販売)できる本の種類は無限大に増えるわけで、殆ど売れない本、すなわち「80%の売れ筋でない商品群たち(上記グラフの黄の部分)」までをも、自らのビジネスとして取り入れることに成功したわけです。
上記グラフの赤の部分をHEAD(ヘッド)と呼び、黄色の部分をTAIL(テール=しっぽ)と呼ぶわけですが、このテールの部分が、まるで動物の長い尻尾のようである所から、ロングテールという名前が付けられました。
クリス・アンダーソン氏は、私がいつも愛読している世界的に有名なIT系雑誌「WIRED(ワイヤード)」の編集長であり、彼がこのAmazonなどで行われていた「新たなビジネスモデル」をわかりやすく説明するために提唱したのが、この「ロングテール理論」なわけです。
▼ 私がいつも購読している...
米雑誌 WIRED
最近では日本でも多数のロングテールに関する本などが出版されていますので、ご興味のあるかたは下記オススメ本などお読み頂ければと思います。
明日からは、急遽、上海に出張することになりましたので、今日はここまでです。
次回の記事では、このクリス・アンダーソン氏が、韓国SDF(Seoul Digital Forum)
で行った基調講演の様子をレポートします!
とても興味深いスピーチでしたよ!
■ きょうのオススメ本
▼ クリス・アンダーソン氏の原著
- Chris Anderson
- The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More
▼ 日本語に訳された書籍
- クリス アンダーソン, Chris Anderson, 篠森 ゆりこ
- ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略