前記事からの続きです。
昨年の CES2008 では、Panasonic が Googleと提携し、世界最大の動画共有サイト Youtube と、同じく画像共有サイト Picasa(ピカサ)を、パナソニックの主力テレビ ビエラに導入することを発表し、業界の注目を集めました。
■ VIERA CAST (ビエラキャスト)
昨年から北米で販売が開始され、いよいよリビングルームへ本格的にネットサービスが入り込んできたわけですが、今年のビエラキャストは、さらに進化をとげて、今度は...
Amazon.com
と提携を行ってきました!
今までのビエラキャストでは、テレビでリモコンを使って簡単に、
■ Youtube が見れたり!
■ Picasaが見れたり!
していたわけですが、今回のビエラキャストでは、メイン画面左下に、なにやら新しいコーナーが新設されています...
その新コーナが!
■ Amazon Video on Demand
(アマゾン・ビデオ・オン・デマンド)
今回の Panasonic と Amazon の提携により、アマゾン・ビデオ・オン・デマンドが既に配信を行っている、約 4万タイトルのコンテンツを、自宅のリビングルームに居ながら視聴できるようになります!
入会登録などは無料だそうで、視聴にかかるコストはレンタルの場合 $1.99- から$3.99- 程度で、買取購入の場合は$9.99- からとのことです。
リーズナブルな価格設定ですね!
その昔、パソコンやインターネットが、「いつ、どのようにして、誰の手で リビングルームに進出するのか?」と騒がれていた時代がありました。
マイクロソフトのビル・ゲイツ氏は、莫大な費用をかけて、Windows Media Server の開発を行い、アップルのスティーブ・ジョブズ氏も、Apple TVなどを手がけましたが、とぢらも成功とは呼べませんでした。
しかし今の時代になり、マイクロソフトやアップルに比べると、ずっと後から出てきた新興企業である、GoolgeやAmazonが、このような家電メーカーと提携することにより、いとも簡単にリビングルームに進出できるのも、高度に発展したインターネット時代の象徴かもしれません。
私の知り合いには、テレビ局に勤めている友人も多いので、あまり「大きな声」では言えませんが(笑)、今後、ビエラキャストのように、リビングルームにある、ごく普通のテレビが、どんどんインターネットサービスと融合していくと、既存の放送局のコンテンツがますます見られない時代がやってくるのでは?と危惧しています。
放送局の皆様!
がんばってください!(笑)
今回のビエラとAmazonの提携、あのハリウッドを生み出した映画が大好きなアメリカ人にとっては、とてもウケるサービスになると思います。
明日もCES2009レポートをお送りします。