最近では、フルブラウザー(携帯でPC-Webが見れるブラウザ)を搭載したケータイ電話などが多く出回ってきましたね。
今後は、ますますケータイWebと、PC-Webの境目がなくなり、「PCとケータイのシームレス化」がどんどん進んでいくと思いますが、これはなにも日本だけの話ではなく、海を越えた海外でも同じ動きが始まっています。
こういった動きは、ケータイ利用者にとっては、さまざまなコンテンツにケータイ電話からリーチできる可能性と機会が増えるわで、非常にポジティブな話なのですが...
ケータイ電話会社にとってっは、ネガティブな要因もあるので、なかなか複雑な心境のようです。
その理由を一言で説明すると...
PC-Webの世界はオープン!
ケータイWebの世界はクローズ!
という感じです。
これってどういうこと???
PC-Webの世界は、皆さんご存知の通り、パソコンのブラウザから Yahooだの、Googleだの、楽天だのと、別にどこのコンテンツにも自由気ままに好きなものを見れたり、また色々なプログラム(Javaアプリ)などを自由にダウンロードしてきて利用することが可能です。これは利用者からするととってもオープンです。
しかし...
ケータイWebの世界になると、携帯電話会社の用意したネットの世界(例えば i-mode や EZ-Web) に包まれた、いわばクローズドな世界が、まだまだ存在するわけです。
もちろん自分でURLを入れれば好きなコンテンツも見れるし、最近はいろいろキャリア(携帯電話事業者)サイドでもオープン化を進めてはきています...
がっ!
正直なところ、私の印象では、まだまだユーザーやインタネット事業者の間には、キャリアがしっかりと存在し利用者が、自由勝手気ままに、キャリアが認めないコンテンツやサービスには「リーチできない」といった状況が存在していると思います。
○ 現在の状況
ケータイWeb利用者 <=> キャリア <=> コンテンツやサービス
○ 理想的な状態
ケータイWeb利用者 <==> コンテンツやサービス
(キャリアの皆様! ゴメンナサイ!笑)
そんな中、先週オックスフォード大学のビジネススクールで行なわれたとあるパネルディスカッションで、Googleの幹部がこれらの状況について、
喝!
を、入れるような発言をしたそうです。
記事のネタは、ZDNet UK のサイトで見つけた、
Google : Mobile operators want to block our apps
モバイルオペレーター(携帯事業者)のヤツらは、
Google のアプリをブロックすんのを望んでんがな~(大阪弁風)
記事によると、先週オックスフォード大学で行なわれたビジネス・スクールのパネルディスカッションで、複数の携帯電話事業者が Googleに対し"Google Mobile Map" へのケータイ電話利用者からのアクセスをストップするようにと、書面で働きかけがあった事実を Googleのとあるシニア・エクゼクティブが公の場で暴露してしまいました!
いや~ サスガ Googleはん、
怖いもん無しですね!笑
さらにこの幹部!今後、general IPや各種オープン・プロトコルが、携帯電話に浸透してくるのは避けられず、今、シリコンバレーでは、たくさんのエンジニア達が、ケータイ電話に彼ら独自のサービスを広げていくことを考えて虎視眈々と狙いを定めており、早くダムが決壊することを望んでる!
とまで、いっちゃってます!いっちゃってますよ~ 笑
例えばですけど、今の i-modeの世界が作り出す事業収益(着うたの課金とかケータイ広告事業とか)は膨大な金額になっており、これがドコモにとってはとても重要な収益源となるわけですが、もしこれが、ある日突然、皆が Yahoo Moble を見るようになってしまったら...
そりゃまーアナタ! えらいこっちゃ!になるわけですよ!
また、ネットの世界だけでなく、音声通話の世界でも、先日の記事で紹介した SKYPEなどがケータイ電話に入り込んで、みんながWi-Fi(無線LAN)とかで、キャリアの通話ネットワークを使わずに、IP電話で無料で話されたら~
キャー!死ぬ~!といった感じです。
失礼しました!
もちろん、キャリアの英知を集めて作り上げてきた、ケータイコンテンツの世界は非常に使い勝手もよく、利用者にとっても有益なものであり、特に音声通話に関しては、「必ずつながる」、「切れない」、「キレイな音質」を維持しており、これらを SKYPEなどのVoIP(インターネット電話)系のサービスに同等レベルで求めることは不可能です。
○ キャリアサービスのいいところ、悪いところ
○ オープン・インターネットサービスのいいところ、悪いところ
今後は、利用者の目が、審査してこれらのサービスを淘汰していくのかもしれません。
もうシアトルは29日の朝の6時になろうとしています。
おやすみなさい。