現在、日本に戻っていてきる私ですが(笑)、昨日、夕方頃に地下鉄の駅のキオスクで見つけた夕刊紙の大見出し!
孫正義 ミクシー潰し
いつもながら、こういった夕刊紙などの見出しのインパクトや表現力などには、関心したり呆れたりと思うことしかりですが、今回のこの「表現」はとても興味を持ちました。(笑)
この見出しの発端は、ご存知の方も多いと思いますが、昨日、ソフトバンクが、世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトである、 「MySpace.com」(マイスペース・ドットコム)
と提携して、近々「MySpace Japan」(マイスペース・ジャパン)
を立ち上げるというプレス発表です。
MySpace
は2003年に米国で立ち上がった世界最大のSNSサイトですが、この世界最大規模のSNSサイトと、日本のインターネット社会を引っ張ってきたソフトバンクが組むということで、業界では様々な物議を呼んでいます。
実は、このMySpaceを傘下におさめるのは、あの世界一有名なメディア王 ルパート・マードック氏 であり、このマードック氏と孫社長の密接な関係は、以前にテレビ朝日株の買収劇の時などにも、各報道機関が大々的に報じました。
▼ 世界一のメディア王 Rupert Murdoch 氏
現在の日本では、いくつかのSNSサイトが立ち上がっていますが、
ミクシーのひとり勝ち!
状態が続いており、先日KDDIと提携した GREE(グリー)
や、その他のサイトなどは苦戦を強いられています。
SNSサイト事業では、そのサービスの特性上、先行アドバンテージを取ったサイトの、「ひとり勝ちロジック」からどうしても抜けきれないと言うジレンマがあります。
その「ひとり勝ち」のロジックを簡単に説明すると...
自分は他サイトに引越しできても、
マイミクのお友達まで移行できない!
という事に尽きると思います。
たとえば、自分がミクシーが気に入らなくなって、他のSNSサイトへ移ったとしても、自分とミクシー上でつながっている人々(マイミク)は移るわけではないので、結局、他のサイトへ引越ししても、初めのうちは一人ぼっち!(= つまらない!)という構図に陥るからです。
これらは、世界中のSNSサイトに見られる現象で、日本のミクシー、米国の MySpace、韓国のCyworld(サイワールド)など、すべて先行アドバンテージを取ったサイトの「ひとり勝ち独占状態」が続いています。
今回のソフトバンクとの提携で、MySpace Japan は、このジレンマを突破することができるのでしょうか?
これはまだまだ、結論が出しづらいトピックではありますが、今回、ソフトバンクが独自でこの事業を進めるのか? 日本一のインターネット・ポータルサイト Yahoo Japan との連携プレーで行くのか? などなど、戦略次第で、いくらでも大きな動きができると思いますので、ミクシーを脅かす存在になるかもしれません。
結論はまだまだ出ませんが、このプレス発表のあった当日、ミクシーの株価が16万円も下げたそうで、マーケットの注目度だけは非常に高かったというのも、興味深いところです。
今後も、このトピックには注目です。
