昨日帰国したばかりなので、まだ jet lag (時差ぼけ)が取れず、朝の5時頃から起きだして日課の業界動向チェックなどをしていると、「スクエニがタイトーを買収!業界5位に!」という記事を見つけました。



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「スクエア・エニックス」 自体が、もともと「スクエア」「エニックス」という会社が合併した経緯があり、この会社がまた業界の大手である「タイトー」 と資本関係を結ぼうとしています。


以前の記事 にも書きましたが、「スクエア」と「エニックス」は、それぞれ「ファイナルファンタジー」 や、 「ドラゴンクエスト」 といった、日本を代表するRPGゲームを作り上げたメーカーで、当時はこのゲーム界の両雄が合併するということで、業界をとても賑わしました。


ちなみにスクエニの米国法人はシアトルにあります。


一方のタイトーは、アーケード(ゲーム施設)の運営や業務用ゲーム機などに強く、携帯電話のコンテンツにもチカラを入れています。


タイトーは海外の着メロ展開には、昔からとてもチカラを入れていて、

英Vodafone の世界ネットワークを利用して、全世界に着メロ事業を展開しています。(前職の時には着メロの海外展開で、最強ライバルの一社でした。負けてばかりでしたけど。笑)


最近はバンダイナムコ が9月に経営統合するほか、タカラトミー も来春に合併と、まるで銀行業界の如く、ゲームや玩具業界の統合が進んでいますが、これらの背景には様々な要因が絡んでいます。


まず一番の大きな理由は、昨今、ゲーム機のハードウェアとしての性能が

飛躍的に向上し、それに起因してゲーム・ソフトの開発費用が膨大に膨らんでいることがあげられます。


最近のコンピュータ・ゲームソフトは、いかにキレイでリアルなグラフィックスを取り入れるかが、ヒットのカギとなっており、最近のビッグ・ネーム級のゲームの開発には、数十億円の費用が掛けられています。


新規ゲームの開発に、これらの膨大なコストを掛け続けるには、強い

資本力」のある会社同士が合併する必要があり、また強い会社同士が組むことで、他のライバル会社に圧倒的な「体力の差」をつけることが可能となります。


そしてもう一つ、私がもっとも注目しているのは、これらの合併には

「携帯コンテンツ・ビジネス」も、一つの大きな要因として影響を与えていることだと思います。


スクエニも、ファイナルファンタジーや、ドラクエを、パナソニックやNECの端末にインプリ(出荷時から元々インスートルされている)していますし、バンダイも昔から携帯コンテツにはチカラをいれている会社です。


またタカラやトミーの合併には、携帯コンテンツ大手のインデックス の資本参加が絡んでいます。


これらの業界統合は、開発コストの面ではとても意味のあることであり、これからも、これらの「大企業」が作り上げる「新世代のゲームソフト」には期待したいところですが、「大企業」になっても「おもちゃ」「ゲーム」といった「楽しみを創りだす」という精神もまた、持ち続けててもらいたいと思っています。


本日はこれから、大阪に出張です。

昨日、成田に着いて、今日は大阪...疲れます。(泣)


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