ここ数日、スカイプ関連でお堅い記事が多かったので、「スカイプ-最終回」の前に、週末に掛けて夏のシアトルをご紹介します。
この週末は毎年恒例の「Sea Fair」 というお祭りがあって、シアトル市民の憩いの場である、Lake Washington で、Air Show や Hydro Race(スピード・ボートのレース)などが行われます。
この時期のシアトルは、おそらく一年中で一番いい時期で、連日、雲ひとつない真っ青な晴天の日が続くのですが、このSea Fair の超目玉は、U.S.NAVY が誇るアクロバット飛行隊 「Blue Angels」 の航空ショーです。
■ Blue Angels Air Show (真っ青なキャンパスに描かれるシルエット)
この Sea Fair には、毎年 Blue Angels がやってきて、フェア開催中に何度も航空ショーを、いわば「大盤振る舞い」(Practiceもいれて合計4回程)していくわけですが、なぜこんなにサービス旺盛なのかというと、それはここシアトルが世界最大の航空機会社 Boeing社 (ボーイング)の発祥の地だからという事も、どうやら関係しているようです。
実は、現在 Blue Angels が使用している飛行機 F-18 Hornet を作っているのが Boeing 社であり、 この期間、Boeing社がスポンサーになって様々なイベントを開催しています。
飛行機産業といえば次世代飛行機開発において、アメリカの Boeingと、EUの Air Bus の戦いがよく報道されていますが、この両社は次世代においてまったく異なるコンセプトの飛行機を開発しました&しています。(Boeingの787は確かまだ開発中?だったと思います)
Boeing が現在開発している次世代機は、Boeing787 Dream Liner という機種で、約200人~300人程度が乗れる低燃費型の中型機です。
一方、Ari Bus の次世代機は、Air Bus A380 という機種で、なんと!世界で唯一の2階建て555人乗り超大型旅客機です。
ここで面白いのは、両社の主張がまったく異なることで、「これからの旅客運輸は中型低燃費機の時代」だといい張るBoeingと、「いやいや、これからは大型旅客輸送の時代だ!」と主張するAir Bus。
私には両社の主張とも正しいように思えます。
利用者の多い長距離のドル箱路線には大型機が合うかもしれませんし、米国国内などの中距離を細かく網羅するには中型機のほうがいいのかもしれません。どんなビジネスの世界でも、提供サービスとは適材適所が一番大切なのかもしれません。
ちなみに日本の航空会社(JALやANAなど)は、ずっと長い間 Boeing の牙城状態が続いているそうです。アメリカ国内の航空会社の保有率ですら Boeing と Air Busの比率がほぼ半数だというのに...
どうも私には、アメリカ政府からの要請に弱腰な日本政府が、ここにも見え隠れしているような気がしてなりません。
■ 今日のオススメ本
航空機界の両雄の熾烈なビジネス戦争について詳しく書かれています。

