おかんが一人二人看てる子に障害を持った子が居るんすよ。

おかんが新たに開拓した施設に、障害の子が来たんすよ。母親が夜遅いつーんで夜まで預かってたんすよね。僕もその日は一緒に仕事で。

僕は予め『ダウン症?自閉症?言語障害?』って聞いたんすよ。聞き方悪ぃけど、僕、障害者、健常者で分けるの嫌いすから。障害があるなら病名で区分けした方がマシだと思ってるんで。

そしたら『自閉症』だと。

名前も予め聞いておいて。

なおき君(仮)だと。

いざ、お逢いして、僕は『少しの間ですが、宜しくお願いしますね』と挨拶して。

なおき君(仮)も『うん』と。

んで僕は普通に話しかけましたよ。
珈琲入れたコップ持って普通に
『これ可愛くね?プーさんなんだー』と。
なおき君(仮)はプィッと何も交わさず離れて行ったので僕も追わずで。馴れてるおかんの側でハッピーフライト観てましたよ。

その間にちらちら僕の方も観てくれてたりしたけど僕はどーしたらいいのか解らずまー黙ってましたけど。下手な事してパニックになったらねぇ。

んで帰り際ですよ。電話かかってきてなおき君(仮)帰宅する事になって。
『なおき君(仮)帰るの?またね』と挨拶したんすよ。

なおき君(仮)も帰るまでずっと手振りながら『ばぃばぃ』ゆっててくれて。

そしたらおかんが
『ほら『ひろくん』コート着て』











…は?誰だよ。なおき君(仮)ぢゃねーのかよ。と。
いつもの如く人の名前呼び間違えるかーちゃんの事だ。また間違えたのだろうと。


『ほら、ひろくん』




やはりどー聞いてもどー転んでも『ひろくん』である。そのひろくんとやらも『うんうん』とかって返事しているではないか。


んで連チャンで、翌日も仕事だったんでおかんに言ったんすよ。
『昨日なおき君(仮)の名前社長(おかん)呼び間違えてたよ?ひろ君とって失礼じゃね?』って。


おかんの返答は
『あーいいのよぉ。あの子ひろ君って呼んでもなおき君って呼んでも返事するもの自分の名前解ってないのよ』











…一体何処まで上から物をどの口が目線が行くのか。言うのか。呆れて開いた口が塞がらない。

いつ問題を起こしてもおかしくないこの社長。

一体何の社長なのか。
世の中のヘルパーってこんなんばっかなんすか?

姥棄て山の方がマシなんじゃねーか?


こんな馬鹿が居るから健常者、障害者なんて言葉が造られたんじゃなかろうか。

つかこいつの脳の方がよっぽど重度の障害じゃねーかな…。あんま自分の親悪く言いたかねぇけどさー…。

とりあえず、こいつの孫には障害持った子を作って堂々と我が子を自慢してやりたい。そして我が子が言うのは
『自分の名前くらい知ってます』