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ニューヨークのクリスマスのシンボルである、マンハッタンのロックフェラーセンターのクリスマスツリー。

 

毎年飾られるツリーは世界最大級の大きさを誇り、冬の観光地としても人気だ。

 

そんな大都会のクリスマスツリーの中から、両手におさまるほどの小さなフクロウが見つかった。

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野生生物を保護するRavensbeard Wildlife Centerは11月18日にFacebookを更新。見つかったのは、小さなフクロウ種であるアメリカキンメフクロウで、現在は同センターに保護されている。

 

NBCニュースやAPなどによると、このツリーはニューヨーク州オニオンタで伐採され、170マイル(およそ274キロメートル)以上かけて、ニューヨーク市まで運ばれてきたという。木の高さは、75フィート(およそ23メートル)だ。

 

見つけたのは、木の運送と設置を担当した会社で働いていた作業員で、その妻が同センターに電話。フクロウを箱の中に入れた状態で、保護センターまでの長距離を運転したようだ。

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水分とエサを与え、現在は回復傾向にある。今後獣医の診察を経て許可が出れば、自然に戻る予定だという。

 

実は今年のロックフェラーセンターのクリスマスツリーは、市民やネットユーザーから「ボロボロだ」「元気がない」などと嘲笑されていた。

 

SNSに投稿された画像や動画を見ると、確かに、木が直立した直後、一部の枝が垂れ下がってしまっている。「これは今日のニューヨークを表している。2020年、パンデミックと大統領選で疲れ果てている街の姿だ」などと皮肉るコメントもあった。

 

そんな中、このツリーからフクロウが見つかったことは一足早いクリスマスプレゼントだと、ネットユーザーは盛り上がりを見せている。フクロウは「ロックフェラー」と名付けられた。