「これで処分と言えるのか」なんて冷ややかな声もネット上にはある。

 7月末に都内で未成年の女子高生らと飲酒していたことを「文春オンライン」(7日付)にすっぱ抜かれた「山P」こと山下智久(35)と、「KAT-TUN」の亀梨和也(34)。

 

 ジャニーズ事務所は17日、山下に「一定期間の芸能活動自粛」、亀梨に「厳重注意」の処分を下したと発表した。

「『無期限の謹慎』なら事務所が許すまでとなりますが、『自粛』ということは、山Pの自主的な判断というニュアンスも含まれます。一定期間というのもあやふやで、慣例に従えば、せいぜい12月ぐらいまででしょう。そもそもコロナ禍で『亀と山P』のユニットは5、6月に予定していた東京と大阪の2大ドームツアーを延期。活動しようにも限られている状況で、現在、レギュラー番組がない山下にとってみれば、長めの夏休みみたいなものでしょう」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 

 厳重注意の亀梨にいたっては、これまで通りレギュラー番組に出演し続けるし、8月28日には予定通り主演映画が公開されるという。

「2人にとってはダメージがないも同然で、確かに処分と言えるのかどうか……コロナ禍の中でふらふら飲み歩いていたという点では石田純一と大差ないでしょうが、山下と亀梨は“知らなかった”とはいえ、未成年と一緒に飲んだ上に、山下には17歳の女子高生モデルをお持ち帰りした“淫行疑惑”までくすぶっている。もちろん“懲りない”石田もいかがなものかですが、山下と亀梨の方がコトは重大でしょう」(前出のスポーツ紙芸能担当デスク)

 

 それなのに、メディアにも石田の方が激しくバッシングされているというのも、おかしな話といえばおかしな話だ。

 芸能ライターの吉崎まもる氏は「事務所の力の差といえば、それまでですが」と、こう続ける。

「そもそも海外志向もある山Pには、以前から独立の噂が絶えなかった。ですが、今年いっぱいで『嵐』が活動を休止し、来年3月いっぱいで『TOKIO』の長瀬智也が退所するジャニーズ事務所にとって、確実に稼いでくれる“上級タレント”の山Pに、いま辞められたら困る。延期になった『亀と山P』のドームツアーも、山Pが抜けたら白紙に戻ってしまう。事務所側としても、あまり強気な態度に出られない事情があるようですね」

 少なくとも条例違反はないのに叩かれまくっている石田が、何だかかわいそうにも思えてきた。