このような人は、自分では分かっていないだけで、無意識にお金を減らす行動をしてしまっている場合が多いようです。
本記事ではこのような人の特徴と打開策を紹介しますので、「自分も当てはまるかも?」とお考えの方はぜひご覧ください。
特徴1:お金を使うことに対して抵抗が少ない
このタイプの人には、よほど大きな額ではない限り
お金を使うことに対する抵抗があまりなく、1,000円、2,000円の出費なら深く考えずに財布からお金を出してしまうという特徴があります。
そのために、お金を使ったという意識が薄く、給料日前になると「使った覚えがないのにお金がない」という状態に陥る傾向にあるです。
打開策:お金を使うたびに記録する
これをどうにかするには、お金を使うたびにそれを記録するという方法がおすすめです。
きっちり家計簿をつけるのが面倒であれば、メモ帳やノートに買ったものと金額、日付を書いておくだけでもかまいませんので、とにかく
自分が何にいくら使ったのかを正確に把握できるようにしておきましょう。
実は筆者もこのタイプだったのですが、
・ レシートをノートに貼る・ クレジットカードの明細をこまめにチェックする
このような工夫で、無駄遣いを抑えるのに成功しました。
特徴2:なくなったら借りればいいと考えている
これはかつての筆者の姿です。
今思うと本当に愚かとしか言いようがないのですが、
「現金が足りなくなる」→ 「カードで買い物すればいいじゃん」
と軽く考えていたために無計画に買い物して翌月の支払いに苦しむことの繰り返しでした。
今となってはとてもこのように恐ろしいことはできませんが、お金の価値を軽く考えていると、つい手持ちの現金がなくても物が買えるカードに依存してしまうのですね。
もっと恐ろしいのは、
「消費者金融」や「リボ払い」の利用に抵抗がない人です。
この2つは使い方を誤るといくら返しても借金が減らないという最悪な事態を招きかねないので、人生を破滅させたくない人は絶対に手を出してはいけません。
打開策:給料の袋分け
これらの悪癖を治すには、1か月に使える金額を計算し、それ以上の現金は決して使わない方法がおすすめです。
最初はすごくつらいのですが、出費をコントロールできるようになると自信がつき、やがて計画的にお金を使えるようになります。
まずは袋分けから始めてみてはいかがでしょうか。
袋分けとは、給料をもらったら、
「食費」、「光熱費」、「日用品費」などの費目に分けた袋にそれぞれに必要な金額を現金で入れておき、それ以上は使わないというやり方です。
何にいくら必要なのかを把握するのに役立ちますし、残額が目に見えるので気も引き締まります。
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特徴3:交友関係が広くて交際費がかさんでいる
多くの人と親しく付き合えるのはとてもよいことですが、接する人間の数が多いということは、それだけ自分と他人を比べる機会も多いということです。
「自分は自分」とマイペースを貫ければよいのですが、いちいち誰かと比べて落ち込んだり、他人のことが気になって仕方なかったりする人は、
見栄や嫉妬から余計な出費をしてしまう可能性が高いのです。
たとえば、このような出費です。
・ 友人が自慢してきたブランド物がうらやましくて自分も無理をして買ってしまった
・ 海外旅行に誘われたけどお金がないと断るのはカッコ悪いので借金して行ってしまった
その時は友人に対して引け目を感じずにすんでほっとするかもしれませんが、支払いのことを考えると頭が痛くなります。
打開策:肩の力を抜いてお付き合いする
もし、自分がお金を使わないことをバカにするような友人がいるのであれば、それはそもそも大切にすべき相手ではありません。
打開策は、
自分らしく肩の力を抜いたお付き合いのできる人を大切にし、お金もしっかり守れるようにすることです。
無自覚な出費をやめて「お金のたまる人」になる
ちゃんと働いて普通に生活できるだけの収入があるのに、なぜかいつもお金がないという人は、自覚がないだけで必ず無駄な出費をしています。
これを改善するには、自分が何にいくら使ったのかを把握すること、安易に借金しないこと、他人に対して見栄を張らないことがとても大切です。
一生懸命働いて得た大切なお金なので、計画的に使い方を考え、貯金もしっかりしていきましょう。
(マネーの達人/執筆者:畠山 まりこ)