「大統領と呼びなさい」。フランスのエマニュエル・マクロン大統領がこんな言葉で少年に説教をする映像がインターネット上に広がり、話題になっている。ファーストネームにちなんだ愛称「マニュ」と呼ばれ、黙っていられなかったようだ。

 映像は、マクロン氏が公式行事に参加するために18日に訪れたパリ近郊モンバレリアンでの一幕を収めたもの。少年は、握手を求めて集まった中学生の集団の中にいた。「マニュ、元気?」とマクロン氏に呼びかけると、「それはダメだ。私は君の友達ではないぞ」と説教を始めた。

 

 少年はすぐに謝ったが、「君は公式行事に参加しているのだから、きちんとしなくてはいけない」「私のことは大統領、もしくはムッシューと呼びなさい」とたたみかけた。さらに、「自分で食べていけるようにまずは勉強をしなさい」「最善を尽くして一番高いところを目指すんだ」と激励した。