続報が遅く、前回更新から1週間以上も経過してしまいました。すいません・・・。
先週木曜日にオヤジを無事病院に入院させました。母の負担は格段に減ったのは事実ですが、それ以外にもいろいろ考えることが増えました。長文になりますがぜひお付き合いください。
まず、先週水曜日の入院前日の診断のことから。
前回の診察で母に口止めをしたこともあり(ボケの症状や普段の生活態度を赤裸々に言われたくないための口止め)、オヤジがどんな診察態度で臨むのかと思いだまって見守っていました。やはり、自分の本当の事は言わないようだ。物忘れはそれほど変わらない、普段の運動はぼちぼちやっているなど、真逆のことしかオヤジは言わない。後ろで聞いていた私は「オイオイ!」と突っ込もうかと思ったのですが、診察室の雰囲気にすっかり飲まれてしまい、何も言えませんでした。ですが少ししてからオヤジだけ外に出し、母と私でこれまでの経緯や今後の相談を先生にしました。もちろん本当のオヤジの姿(暴言や暴力のことも含めて)も包み隠さず、言えることはすべて話しました。おそらくオヤジが診察してた時間の10倍以上の時間は話したでしょう。その甲斐あって母の負担を軽減すべく、翌日から入院できるように手配してもらいました。
そして入院当日の木曜日。
私は仕事だったのですが、どうしても経過が心配になり午後から会社を休みました。病室に入るのは2時半の予定。時間に合わせてオヤジ・母・私の三人で荷物を準備して病院に向かいました。病院に着いてから30分ほど経った後、入院前の最終確認ということで診察室へ入りました。
荷物の管理やお金のこと、食事や入浴、法律の関係などさまざまな説明を受けました。母と私は注意深く聞き入っていたのですが、オヤジは終始ぼんやり状態。名目上は検査入院だけど、本当は母と遠ざけるための手段での入院なので、真の入院理由を知らないオヤジはずっと頭に?マークが付いたまま。ここまでは想定内の光景でした。ですが、オヤジ本人の同意確認として書類に住所と名前を記入する場面で、私はゾッとしました。オヤジは長年住んでる自宅の住所がわからなくなっていました。書類に自宅の住所を書くことができなくなってた・・・。隣に座ってた母が一言一句教えながら、何とか書き終えてました。オヤジの症状はとても重くなっているようだ・・・
そして、いよいよ病室に入る・・・。
担当の人に連れられてエレベーターで病室のあるフロアへ案内されたのですが、エレベーター内で担当の人からぼそっと言われました。「えーと・・・。今回お父様が入院する部屋は4階の○病棟の○○○室です。普段は入り口に鍵がかかっていますので面会等の出入りの際は、入り口のインターホン越しに声をかけてください。中から鍵を開けますので・・・。」母と私は互いに見合い、首をかしげました。一般の病棟に入るものだと思っていたのですが、通されたのは精神科の病棟でした。父は確かにアルツハイマーなのですが、精神病を患っている方までは重度ではないと思っていましたので、自由に出入りできない病棟に入ることは全く想像してませんでした。この事実を知った時、母と私はとてつもない罪悪感に苛まれました。まるでオリに閉じ込めてしまったみたいでとてもつらくなってしまいました。
その日の夜。家に帰ってきて母と二人でいろいろと。
病院内ではあまり二人で話さなかったのですが家に帰って話をしてみると、同じ感想でした。
母と私は病院内で泣きそうになってました。病院へオヤジを隔離させたという事実。本当の理由を知らせぬまま勝手に入院をさせたという事実。特別な病棟での入院生活を送ることになるという事実。さまざまな事実が重なり、母と私は胸が締め付けられました。
病院での話に戻りますが、母と私の顔色を察してか、病院の相談員の方がこんな話をしてくれました。
「みなさんおんなじ気持ちです。きっとかわいそうなことをしたんだと思われてますが、一切気にしないでください。そういう方々のための病院ですので、どうぞ十分に病院を使ってください。」
不謹慎な話にはなりますが、後期高齢者の保険で一日入院すると数千円もらえます。なのでオヤジには一日数千円のお仕事をしてもらってるんだと思うようにしました。病院側で考えると入院した方が利益が上がるので、病院も私たち家族もどちらとも得なんだと思うようにしました。文章にすると軽く聞こえて怒られそうな気がしますが、ここまで拡大解釈で考えないと、ずーっと罪悪感に襲われてしまいそうになるのです。この文章を読んで不快に思われる方がいたらごめんなさい。でもこれが今のところの事実です。
そして、入院して10日が経ちました。2日に1回面会に行っている母から聞いたところ、オヤジの症状はとんでもなく進行しているようです。週に3回お風呂に入っていることを忘れてしまい、入った翌日に「俺、風呂にも一切入れないよ!」と言っていたり、風呂の後に新しい下着に着替えているのに「俺、シャツ着てない!腹巻もしてない!」と、シャツを着て腹巻をしっかり付けて言っていたそうです。普段使わない携帯のことにも触れ「俺の携帯も無い!どこいったんだ!」(もともと病院内なんだから携帯は使えないでしょ・・・)とか、「金も無いから何も買えない!一円も持ってない!」(病室にお金を置くと無くなることがあるので、病院で一括管理しています)など、徐々に慣れてくると普段の家での態度がどうも見え隠れしてきました。このままの状態で帰宅させても家で面倒見るのは正直キツイなぁ・・・。もちろんオヤジを見捨てたわけじゃなく、入院する前と症状があまりにも進んでるので手に負えないかなと・・・。
入院した翌日、朝起きた母は「結婚してからン十年、ぐっすり眠れて気持ちよく目覚めたのは今日が初めて。」と言ってました。母の負担は確実に軽くなっているようです。
ちょっと文章が長かったですね。改めて、すいません。また続報あったら書きます。よろしかったらお付き合いください。
※文章中、精神疾患を患っている方のことを記載いたしました。悪気を持って文章を書いたつもりは全くありませんが、誤解や差別を招く文章ととられるかもしれません。お許しください。