
――小さなカスタムに、確かな満足を。
休日の午後、シルクロードの前輪を前にしゃがみ込みながら、
一本、また一本とスポークにブラックのスキンを通していく。
単純な作業なのに、これがなかなか骨が折れる。
少し取り付けては休み、また少し取り付けてはコーヒーを一口。
そんな調子で、気づけば日が傾き始めていた。
スポークスキンに興味を持ったのは
アマゾンで黒と黄色の斑のスポークスキンの画像を見たとき。
「おっ、これはクロスカブにいいな」と思ったのが始まりだった。
シンプルなホイールに、ほんの少し遊び心を添えるだけで、
まるでバイクが新しい表情を見せるようだった。
我がシルクロード
ようやく前輪だけ完成。
見れば、黒いスポークが足元をぐっと引き締めている。
さりげなく、しかし確かに個性を放つ。
苦労した分だけ、満足度もひとしお。
――次は後輪。
また、ゆっくり時間をかけて仕上げていこう。
この「少しずつ」が、きっとバイクいじりの醍醐味なのだ。


