表現と心と自身を
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=相田みつをさんの言葉より=
~ひとりごと~
ふだんどんなに カッコいいこと言っていてもなぁ
人間てやつは いざとなると だらしねぇもんだな
ひとりごとじゃねぇ おれの話だ
~憂い~
むかしの人の詩にありました
君看よ 双眸のいろ
語らざれば 憂い無きに似たり
憂いがないのではありません
悲しみがないのでもありません
語らないだけなんです
語れないほどふかい憂いだからです
語れないほど重い悲しみだからです
人にいくら説明したって全くわかってもらえないから
語ることをやめて じっとこらえているんです
文字にもことばにも 到底表せない ふかい憂いを
おもい かなしみを
こころの底ふかく ずっしりしずめて
じっと黙っているから
まなこが澄んでくるのです
澄んだ眼の底にある
深い憂いのわかる人間になろう
重いかなしみの見える眼を持とう
君看よ 双眸のいろ
語らざれば 憂い無きに似たり
語らざれば 憂い無きに似たり
~つまづいたおかげで~
つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました
あやまちや失敗をくり返したおかげで
少しずつだが
人のやることを 暖かい眼で
見られるようになりました
何回も追いつめられたおかげで
人間としての 自分の弱さと だらしなさを
いやというほど知りました
だまされたり 裏切られたりしたおかげで
馬鹿正直で 親切な人間の暖かさも知りました
そして…
身近な人の死に逢うたびに 人のいのちのはかなさと
いま ここに 生きていることの尊さを
骨身にしみて味わいました
人のいのちの尊さを
骨身にしみて 味わったおかげで
人のいのちを ほんとうに大切にする
ほんものの人間に裸で逢うことができました
一人の ほんものの人間に めぐり逢えたおかげで
それが縁となり
次々に 沢山のよい人たちに めぐり逢うことができました
だから わたしの まわりにいる人たちは
みんな よい人ばかりなんです
~出逢い~
いつどこで だれとだれが どんな出逢いをするか それが大事なんだなぁ
~うつくしいものを美しいと思えるあなたのこころがうつくしい~
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東京国際フォーラム
相田みつを美術館 企画展「ある日自分へ」に行きました
そこで見たもの、感じたものの大きさは想像以上でした
…避けてきた習字と、再現されたアトリエを見て、みつをさん自身の声を聞いて
亡くなった祖父に習字を習い続けていた過去が蘇りました
みつをさんは
技巧による表現の限界を感じた後、心とひたすら向き合い
自分の心に正直でありたいという意思を貫き
それが逆に無名の時代を長くしたとしても
軌道に乗ってすぐに亡くなられてしまったとしても
誰もの心に響く遺産を残された
人生をかけて表現し続けた方です
そんな偉人の生き様に触れて
美術館という場所で初めて涙が出ました
東京駅徒歩5分、駅構内から行けます
有楽町から徒歩3分
是非おすすめします。
…実は親が持っていて、家の奥にあった「みつをさん」の本を改めて見つめ
また今回、注釈無しのみつをさんの言葉だけが書かれた本を一冊購入して
いくつかご紹介させていただきました。
みつを展の事を紹介して下さったSugarさん、とても感謝してます^^
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余談
みつを展で流れ、中学時代から大好きで弾いていたりする…「カヴァレリア ルスティカーナ間奏曲」を貼りましたが…
実はLUNCHの新曲をずっと聴きながら書いていました。
早速耳コピを始めてみたRから始まる新曲…
今ここで貼ることはできませんが、切なさとすがすがしさで感動がリンクします。