都内の救命救急のある病院に入院した際に、差額ベッド代にびっくりしたので、

価格をざっくり調べてみました。参考までに23区でなく西東京までいくとやっと

全国平均の差額ベッド代の部屋が見つかった。

 

私は、入院日額5,000円もらえるオリックスの医療保険に入っていたので、保険に入った当時は、若干の手出しで収まるだろうと思っていただ、まったく足りなかった。全国の差額ベッド代平均なるものがよくあり、平均で8,000円前後だから日額5,000円で安心ですよというのが保険屋さんのセールストークなわけだが、23区に限って言えばまったく意味がない保険なのだ。その実態が下記だ。

 

病院名 価格
日本医科大学付属病院 ¥41,800
日本大学病院 ¥39,600
東京医科大学病院 ¥39,600
独立行政法人国立病院機構 東京医療センター ¥38,000
昭和大学病院 ¥35,200
聖路加国際病院 ¥33,000
杏林大学医学部付属病院 ¥32,000
日本赤十字社医療センター ¥30,800
東京医科歯科大学医学部附属病院 ¥27,500
東邦大学医療センター大森病院 ¥26,400
帝京大学医学部附属病院 ¥20,900
地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立墨東病院 ¥16,000
東京女子医科大学病院 ¥15,400
地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立広尾病院 ¥11,000
武蔵野赤十字病院 ¥8,800

 

 

一番安い部屋か、一番多い部屋数が多い部屋の価格を拾ってみたが病院によっては部屋数を開示してないので、情報集めが難しかった。ざっくり調べただけなので参考程度に見てほしい。

 

価格を見ると、23区では土地が高い場所に立地している病院ほど価格が上がっているのがわかるはずだ。2万円後半から4万円にかけて分布している。

 

注意が必要なのは、病院の病室というのは常に8割以上の稼働率で埋まっているものなので一番安い部屋は空いていないことも多い点に注意が必要なのです。むしろ一番安い部屋から埋まるので、入れないこともよくあるのです。

 

心停止した場合は最低でも1か月近い入院になり、そのあと更にリハビリ病院にそのまま転院ということも多い。

 

心停止して運ばれてICUなどの集中治療室にまず入り、1週間程過ごし状態が安定すると一般病棟に移される。幸いなことに集中治療室は差額ベッド代がかからないので、高額療養費制度でカバーされるので、何日入ろうが金の心配はあまりしなくて良い。その後個室か大部屋の選択をするわけだが、贅沢に個室に入らんくてもいいじゃんと思った方。考えてみてほしい。

 

救命救急で命を助けられた患者は高頻度でせん妄という状態を発症している。

夜中に高齢者のおばあちゃんや命を助けられた人が、ここに書けないような言葉で叫びだしたり徘徊したり。点滴外したりするのだ。

 

隣には他人が常にいて、21時ごろには消灯になりTVも見れない。。。

それが30日以上続くのだ。

 

耐えられるだろうか????

 

さらにコロナ渦中では、見舞いも制限されており家族とほとんど会えない。

お話相手は、点滴交換の時に来てくれる看護師さんのみ。

 

看護師さんは常に忙しそうにしており、引き止めたら悪いなと思いながら1か月以上過ごすのだ。

 

対して個室なら消灯は関係なし。TV見放題。 ネットフリックス見放題。

雲泥の差があるのだ。

 

今思いおこすと、リハビリについても個室であることは非常にプラスに働いた。自身は携帯のアプリなどを使って脳機能回復のリハビリを行ったのだが、時間や隣を気にせずに行えたことも非常にプラスに働いた。資格の勉強などをするのに良い時間であった。

 

退院後、色々調べたがこの個室代金を医療保険でカバーすることは不可能だった。

入院日額3万円などという保険は存在しないのだ。

 

就労不能保険か入院一時金が数十万でる保険に複数入るのが正解のようだ。

 

金額からすると共済系の保険に入るのが一番お得に入れるはずだ。

個室代の負担が一番大変だったので、元気な方は今のうちに入るのが良いだろう。

 

大切な方がこれから闘病という方は、少しでも参考になれば幸いだ。