今回は漢方を使ったアミロイド苔癬の治療についてになります。2022年の9月くらい~2023年の4月中まで漢方による治療を試みました。

漢方を飲むきっかけになったのは漢方を飲んでのアミロイド苔癬の改善事例を見たためです。1年飲まれてほぼ肌がきれいに改善されているのを見て私も飲もうと思いました。

漢方では瘀血という体内の血流が滞っているために起こる症状という見解からアミロイド苔癬が行っていると言う事でした。

 

最初はネットで検索して載っていたブログの内容と同じ症状の改善の漢方を探し、ツムラの「桂枝茯苓丸」を飲み始め、皮膚の血流促進には「桂枝茯苓丸料加薏苡仁」の方が有効とのことでクラシエの通販で「桂枝茯苓丸料加薏苡仁」を取り寄せて飲んでいました。

具体的な漢方名も分からずに推測で飲み始めましたが後に飲んでいた漢方としては正しい選択であったと分かりました。

 

通販から取り寄せた漢方を2ヶ月半くらい飲み、あまり効果を感じられないでいたころ、都内のある私学の大学病院の論文にヘパリン類似物質クリームによるODT(密封療法)がアミロイド苔癬を大幅に減少するという内容を見つけ、急ぎ近くの皮膚科に行き、事情を話して大学病院宛の紹介状を書いてもらう事にしました。

 

次回はヘパリン類似物質クリームによるODTと本格的に漢方での治療に入る内容を記載させていただきます。

こんにちわ。

前回のブログではアミロイド苔癬であると病状が確定し、

ダブリン3シリーズ NeoLuxによる紫外線療法を受けるまでをお伝えしました。

 

ダブリン3シリーズ NeoLuxは全身に対して紫外線療法を行う施術です。

一般的には部位ごとや局所的に308nmの紫外線を発生するエキシマライト光線治療器の照射による治療を行うと思いますが私の場合、大学病院(都内の国立系)での診察の際に胸だけでなく上背部にもアミロイド苔癬があることが分かりました。確かにお風呂に入った際にナイロン製たわしで擦っていました。

 

地元のクリニックはとても人気の所だったのか、2時間くらい待つのは普通のようで多くの人がクリニック内にいる状態でした。毎回、こんな感じかと思いきや、ダブリン3シリーズ NeoLuxを使った治療は予約制のため毎週、予約時間の少し前に行くことで待つことなく治療を受けることが出来ました。そして、最初は保健適応外でいくらになるのかと思っていたところ、こちらのクリニックでは保険内での対応だったため週に1度通う事にしました。

紫外線の照射時間は2~3分くらいだったように思います。

医師の面談を行いその後、上半身は服を脱ぎ直接目に当たらないよう専用の眼鏡をかけて機器の中に入り、紫外線を当てられます。紫外線の照射量も回を重ねていく段階で増やしていきました。照射後は少し、腕に赤みが出るくらいで特に痛みはありません。

 

期間的には2022年6月~8月まで週1回のペースで通いましたが改善は無く、胸の少し上にアミロイド苔癬が増えているように思い医師に告げた所、紫外線療法で悪化することは無く自分で掻いたりしてませんか?と質問されました。

気を使っている個所だったため、お風呂に入ってもシャワーで流すくらいで触れる事もほぼなかったので紫外線療法か処方されていた塗り薬が影響しているのかもと思いました。

塗り薬を止めて、しばらくしてまたアミロイド苔癬部分が増えているように感じたため地元のクリニックでの最後の治療の帰り道に紫外線療法を止めようと思い、スマホで何かほかの方法は無いのかと調べている時に具体的な薬の名前まではこの時点では分かりませんでしたが、漢方での治療がアミロイド苔癬に効果があると言った記事を見つけ、家に帰り詳しく調べることにしました。

 

今だから言える事なのかもしれませんが紫外線療法は人によっては有効な治療なのかもしれません。

※医学的には紫外線療法でアミロイド苔癬が大幅に減少することは多くの論文で実証されているそうです。

アミロイド苔癬という皮膚が苔癬化して盛り上がる症状と私の場合、摩擦黒皮症のような皮膚内にアミロイドが沈着したものでは治療での有効性も異なるようです。

 

この後のブログで触れていきますが私自身の体の健康状態が整っていなかった事が問題で起こっていた症状だと分かってきました。

紫外線療法を止め、独自に始めた漢方による治療を次回ではお話させていただきます。

こんばんわ。

前回のブログでは液体窒素を使った治療により、症状の範囲が広がってしまったことをお伝えしました。

この後、何回か経った段階で触れますが私が乾燥肌体質と言う本当に個人差が出てしまう病気であると分かりました。

 

大学病院(都内の国立系)では血液検査と皮膚生検による、皮膚の一部を切り取る手術を行い病状を確定する事を行いました。

GWを挟んでしまったため、診断まで1か月近く掛かってしまいましたが血液には異常はなく、手術の際に執刀いただいた医師にアミロイド苔癬ですかね?と聞いたところ、

たぶんと言う回答だったので次のアクションとしてどうするかと考え始めていました。

2カ所目に行ったクリニックで言われたアミロイド苔癬部分の皮膚を切除する手術の可能性について、試しに聞いてみた所、手術痕が大きく残るので止めた方がいいと言う事でやっぱりと思いました。

簡単な手術でしたが痕もほとんどなく執刀いただいた医師には感謝しています。

 

正式な診断説明は別の医師からでしたがアミロイドーシスが皮膚に発見されたというものでした。

病状は斑状アミロドーシスだったということでした。

 

この頃はずっとアミロイド苔癬の治療方法で何か効果がある治療は無いのかとずっと探していました。

※後で分かる事ですがアミロイド苔癬と斑状アミロイドーシスは皮膚アミロイドーシスと言う大枠では同じ病状の範囲ですが厳密には異なっていました。

この頃は違いも分からず、多くの方もアミロイド苔癬という言い方の方が分かり易いと思いますのでアミロイド苔癬のまま記載させていただきます。

 

紫外線療法がアミロイド苔癬の治療に有効との記事を見つけ、どこで出来るだろうと探していたところ、偶然にも地元のクリニックに設備を持つ所があることが分かりました。

 

大学病院(都内の国立系)での正式な診断の際に、アミロイド苔癬についての病院としての知見があまりないことが分かってきたのと、アミロイド苔癬の胸の範囲が広がっていたのもあり、ダブリン3シリーズ NeoLuxによる紫外線療法が行える地元のクリニックへの紹介状を書いてもらう事にしました。

 

こんばんわ、前回はアミロイド苔癬になったきっかけや初めてクリニックに行った際について書かせていただきました。

 

2カ所目として行ったクリニックでの診察でアミロイド苔癬と言う言葉に初めて出会うことになりました。

ナイロンのスポンジで皮膚を擦ることで皮膚の組織が壊れ、アミロイドというたんぱく質が沈着して出来た症状らしく、

治療としては液体窒素療法とジメチルスルホキシドと言う外液を塗ることで治ると言う事で、少しほっとしました。

医師に何回くらい通えば治りますか?と聞いたところ、週1回来て、トータルで20回くらいですかね。と言う事で月曜日の朝一にクリニックに通う事にしました。

 

液体窒素療法とジメチルスルホキシドを塗る治療では少し経つと胸がひりひりした感じがあり、こういうものかと医師を信じていました。

 

週1回、月曜日の朝にクリニックに通う生活から1か月くらい経った段階で徐々に胸の黒い粒状の範囲が広がっているように感じ始めました。

もしかしたら、悪い方向に向かっているのではないか?

本当に病状はアミロイド苔癬なんだろうか?

違う病気なのではと考えるようになり、大学病院(都内の国立系)への紹介状を書いてもらうよう医師に相談し、すぐに大学病院(都内の国立系)の予約を取る事にしましたがコロナの影響で診察は1か月後になりました。

1か月間何も治療が出来ない状態はまずいと思い、継続して月曜日の朝一でクリニックに通う事にしました。

今から考えると悪化していたものをさらに広げる結果にしかならず、広がった部分を切除する手術の選択もありますよと言うクリニックの医師の発言にこのクリニックに通うのはもう止めようと思いました。

この時期は年内には治したいと言う思いが強く、長期の治療になるなんて思いもしなかったです。

 

初めまして。

51歳になる男性です。

40代まで様々なことが起こりつつも仕事に勤しんできました。

自分の身に起こったアミロイド苔癬の治療の過程を綴っていくことで悩んで、諦めて、誰かにすがりたいと自分が思った事について誰かの役に立てればと思いました。

現在進行形での治療になり、体質によって治療方法が異なるので同じ治療方法が当てはまらないかもしれませんが知識としてこんな治療方法もあるんだという自分の選択のひとつとして考えていただければうれしいです。

体質によって治療方法が有効なものなのかは本当に自分でも悩まされることになりました。

 

きっかけは6年~7年くらい前の秋から冬にかけてエアコンの暖房を使っていたところ、胸にかゆみが出てきて、お風呂に入るとかゆみが増して掻いてしまったことが発端です。

お風呂に入った際にナイロンのスポンジで擦っていたのが悪化して原因だと後から分かりました。

病院に行けばよかったのですがムヒやいろんな薬を使ってしばらくするとかゆみは無くなりましたが胸に黒い粒状の跡が出はじめ、粒は気づかないうちにどんどん増えていました。

何か変な菌が入ったのでは?と言う思いは病院に行こうという思いより、悪い診断結果が怖くて病院に行こうという気にならなかったように思います。

 

素敵な女性との出会いから、去年の正月に一念発起して駅近くのクリニックにまずは行ってみようと思いました。

最初に行った皮膚科のクリニックでは医師も若い方だったのもあるのかワセリンを処方されて1か月塗ってください。

と言うものでした。

1週間くらい塗っていましたが他のクリニックの医師の意見も聞いてみたいと思い、別のクリニックに行ってみる事にしました。