ワーケーション体験 〜準備編〜 | hiro0719jpのブログ

hiro0719jpのブログ

クルマのこと、パソコンのこと、旅のこと、食べることなどを 気ままに綴るので、気楽に寄ってってくださいー。

「ワーケーション」という言葉はだいぶ前からありますが、みなさんどれくらい経験・活用してますか?


自分の周囲では・・・皆無っぽい(笑)


周囲の人に「やらないの?」と聞いてみても、「興味ない」とか、「特には・・・」「自分とは関係ないし」みたいな反応や、「家族が遊んでるのに、自分だけ仕事とかって耐えられない」みたいな意見も。


ま、確かに旅先なので誘惑は多いかも😅


でも、メリットもあると思うし、自称「ノマド会社員😆」としては、いつ・どこでもアウトプットできることや、目的に合わせて最適な環境を選んで仕事できる事は必要なことだと思うので、トライしてみることにしました。


実は1年くらい前に1日だけトライをしてみて、手応えと課題が見えていたので、その対策をした上で今回は1週間のワーケーションにチャレンジ!



  キャプティブ認証対応


昨年、1日だけトライした時には、宿泊していたホテルのWi-Fiが「キャプティブ認証」というのを使っており、会社PCはこのキャプティブWi-Fiを禁じている(多分)ため、そもそもWi-Fiに接続できず、iPad(こちらはキャプティブ認証できた)でリモート会議に出席するだけになりました。


出張の時は、会社携帯でテザリングするのでキャプティブ認証できなくても困らないのですが、個人的にワーケーションに行った先で、テザリングし、高い海外パケット通信代を会社に負担してもらうのはちょっと違うなと思うので。


その時はファイル編集とか必要なかったので なんとかなりましたが、過去の資料を編集したい時や、自分がファイルを表示したいときにiPad版のOfficeやTeamsだとちょっとやり辛い💦 (iPadだけでも不自由なく仕事できるくらい、iPad版Officeがアップデートしてくれれば、それはそれで助かるのですが)


そこで、キャプティブ認証のWi-Fi環境で、どうやれば会社PCを接続できるようにするか? 考えました。


他にも方法はあると思いますが、今回はMacの「インターネット共有機能」を使いました。Macでキャプティブ認証してWi-Fi接続し、そのMacに会社PC

をネットワーク接続することで、会社PCではキャプティブ認証することなく、インターネット接続を実現するわけです。


会社PCー(Bluetooth/LAN)→Macー(キャプティブ認証)→ホテルWi-Fi→インターネット→会社イントラネット


ただ、今回使った会社PCでは、Bluetoothを通じたPAN(Personal Area Network)接続も禁じられているようだった(接続できなかった)ので、やむ無くLANケーブルを使って接続しました。


手前右のMac(シルバー)がWi-Fi接続し、奥の会社PC(黒)とLANケーブルで接続しています。


ちょっと仰々しい感じではありますが、原理的にはこれで接続できる・・・はず?

ということで、家の近くのキャプティブ認証しているWi-Fiスポットで 会社PCのSSL接続ができるかどうか確認。

無事接続できることを確認!!



  VPN契約


今回はNordVPNというVPNプロバイダと契約。


Macだけでなく、iPhoneやiPad、Fire TV Stickなどにもインストール、全デバイス 使えるようにしておくことで、旅先のフリーWi-Fi接続時の安全性確保や、日本と同じ環境での利用が可能になります。


安全性に関しては、VPNによって暗号化されてデータをやり取りできるので、暗号化キーのないWi-Fiでも読み取られる可能性が下がります。また、VPN接続先を日本のサーバーにすることで、日本のIPアドレスが割り振られるので、日本のデバイスからの接続とみなされるので、日本に限定しているコンテンツも海外からみることが可能になります。



  メディアアクセス準備


うちにはPanasonicのHDDレコーダーがあるのですが、これにはメディアアクセスという便利機能があり、TVや録画したコンテンツを家の内外からリモート視聴することができるので、重宝しています。


これを海外でも見ることができるようにしておくと、連ドラなどをライブでも見れますし、時差がある場合などは録画しておき、現地時間の都合の良い時に見ることができます。


設定としては特には必要ないのですが、ペアリングの期限が過ぎると自宅で再ペアリングが必要になるので、出発前にペアリングを済ませておきます。


それから、先回分かったことなのですが、番組表からチャンネルを選んでライブ視聴する時には「放送時間=今の時間」になってないといけないということ。デバイスの時間が現地時間になっていると、「放送してない」と判断してしまうようで、ライブ視聴できないです。


なので、メディアアクセスで視聴するデバイスの時間は現地時間に自動同期させず、日本の時間に手動で合わせておきます。現地で時間を間違う原因にもなりかねないので、注意が必要ですが、それ専用のデバイスにしておけば、「あ、いま日本は何時なんだ」という感じでも使うことができるというメリットも。



  海外SIMの準備


これは、eSIM含め、海外専用のSIMや 国内回線だけども海外でも使える契約など、様々なものがあります。また、海外でSIM購入という方法もあるかと思います。


今回は、先回に引き続き、楽天モバイルの海外ローミングを使うことにしました。


これは 何と言っても、追加料金なしで使えるのが魅力。


月に2GBまでと小容量ですが、国内と同じ料金で使える(海外使用分も国内の通信量に加算されるので、毎月の3GBや20GBの壁を超えると月額料金アップします)ので、現地入りして まずはこれで乗り切るという使い方はアリだと思います。この2GBが無くなる前に、現地調査をしてSIMを買うなり、現地契約するという方法もありますし、eSIMなら海外から日本の契約をしてすぐに使い始めることもできます。もちろん、現地のWi-Fiが整っていればモバイル回線を節約し、2GB以内で何とかすると言うこともできますよね。


海外通信2GBが不足した時には 海外利用追加分として、1GBあたり 500円で追加購入することもできるので、短期滞在であれば、下手にSIMを追加購入するよりも安いのではないかと思います。


ただし、この「1GBあたり500円」と言う料金、注意が必要なのは これは「海外利用のための追加料金」であること。楽天だと3GBまでとか、20GBまで、20GB越えと3段階の料金体系になっていて、国内で使うとその通信量に応じて月額料金が変化してゆきますが、海外での利用においてもこれは変わらず、追加で「1GBあたり500円」が必要になります。


ちょっと分かり辛いですが、楽天使ってる人って、毎月20GBを超えて使ってるなど、使用量を気にせず使ってる人が多いと思うので、そうであれば 気にすることはないです。毎月3GB以内にしてる・・・と言う人が海外に来て利用量が増え、3GBを超えたような場合に、「1GBあたり500円」も支払い、基本料金も上がったと言うようなことになるかと思います。


あと、通話品質の問題はありますが、Rakuten Link使うと、通話やSMSも無料で使えるのはありがたいですね。



  機材の準備


これは、基本 国内出張同様なのですが、国内であれば何とかなることも、海外だと苦労することもあるので、より念入りに準備・・・といった感じでしょうか。





因みに、今回準備していったものたちはコチラ。

  1. 会社PC、マウス
  2. 個人PC(Mac)
  3. 会社PCと個人PC(Mac)を接続するLANケーブル、USB CーLAN変換器
  4. イヤホンマイク(有線、無線)
  5. 会社携帯(念のため、海外ローミングはOFF、Wi-Fi運用)
  6. タブレット(PC不調時のバックアップ)
  7. ACアダプタ(必ず、海外対応のものにする。安全のため100V専用は持って行かない)
  8. 充電用ケーブル(Lightning、USB C、micro USBなど 必要本数)
  9. 100V延長ケーブル、分配器
  10. 海外コンセント変換器
  11. 乾電池(マウスなどに使う予備品)
  12. USB A→USB C変換コネクタ、USB C→USB A変換コネクタ


4は無線が便利ですが、何かの時のために有線も準備しておくと安心。

5は海外ローミングしたりして、請求額が増えると良くないので、日本出発時に設定を確認しておくと良いです。

7、8、9、10は色々な運用の中で柔軟に対応できるように、予備も含めて持ち歩くと安心です。また、コンセントの位置により届かない場合もあるので、長さも余裕が欲しいです。特にワーケーションの場合、仕事中に家族も充電したい場合があると思うので、それも踏まえての準備が必要です。


今回持っていったもの(全部じゃないかもですが)の写真を貼っておきます。

ACアダプタなどは普段使ってるものをそのまま。会社PCなどはこれでOK。これに加えて、海外用のコンセント変換器(下にある3つ)と、apple watch充電器(左上)を追加。


これはイヤホンマイク。PC、タブレット、iPhone全てに使えるように、イヤホン本体はミニジャックのものを。そして、ミニジャックからLightningやUSB Cに変換する変換器を使っています。加えてAir Pods。



個人デバイス充電用は、このように集中して充電できるものが便利。普段から使っていれば、それをそのまま持ってゆけば間違いない。


こちらは、普段から仕事カバンに入っている延長コードと分配器。短いものを2本にすることで、状況に応じて使い分けできる。100均やホームセンターなどでできるだけコンパクトなものを探して使ってます。


海外でもエンタメを。Fire TV Stickがあると、ホテルのTVでアマプラだけでなく、ネトフリやダゾーン、Abema TV、YouTubeを楽しめるので、色々な情報収集にも便利です。BGMを流しておくことも。



行き先や、何をするかにもよりますが、下記も準備してゆきました。

  1. 携帯用ジンバル
  2. ジンバルカメラ
  3. スマホ防水ケース
  4. 自撮り棒
  5. 予備メモリーカード、外部SSD

荷物が限られる中、どこまで柔軟に対応できるように準備してゆくのか? これも、回数をこなす中で学んでゆく必要がありそうです。