最近、「プチ◯◯」が流行ってませんか?
プチ整形とか、プチ家出とか・・・
で、今日のプチは、クルマのプチ改造!
しかも、マニアックな(笑)
当たり前の事だけど、エンジンはガソリンを爆発させて、その圧力でピストンを押し下げてクランクを回して力を出します。
ピストンが動くと言う事は、ピストンとシリンダーの間には僅かな隙間があるわけで・・・爆発したガスは少しだけその隙間を抜けちゃいます。
パワーを追求すると、圧力は高くなるし、フリクションを減らすためにピストンとシリンダーの隙間は広めにしたくなります。
・・・すると、隙間を抜けるガスは・・・
大幅増量!
高回転を多用すれば尚更・・・
そして、抜けたガス(ブローバイガス)はどこに行くかと言うと、シリンダーブロックの中を通ってシリンダーヘッドに抜けてオイルとセパレートされて吸気に戻され、エンジンの中で燃焼されます。
でも、ブローバイガスが多いと処理しきれず、シリンダーブロックの内圧が上がっちゃう事があります。
すると・・・
オイルレベルゲージ(エンジンオイルの量をチェックする時にスポッと抜く棒ですね)が、ポコっと抜けちゃう事があります。
走ってる最中にこれが起きるとどうなるか。オイルが漏れたり、そのオイルが排気管に掛かって火が出たりする可能性も。
もちろん、普通のクルマはちゃんと設計されていますが、改造などによりブローバイガスが増えたりすると、ヤバイかも?
と言う事で、長くなったけど、コレ。
ENGINE OILと書いてあるヤツがオイルレベルゲージですが、そこにフックが引っ掛けてあり、その先にバネが付いていて、バネの反対側はエンジンに固定してあります。
普段はこんな感じに引っ掛けておけば、よっぽどの事がない限り抜ける事はないでしょう。
オイルレベルゲージを使う時にはフックを外せば普通に使えます(^-^)
ホームセンターで数百円で買える材料で、実益もあり、ちょっとマニアックな「プチ改造」いかがですか?