
実那子と輝一郎は話の途中までは本当にお似合いで理想的なカップル。
二人は実那子が子どもの頃に出会っていました。
大人になり、昔の記憶を失った状態で出会って恋人になります。
輝一郎は過去に負い目を持つ実那子に、
「哲学者によると人間にとって大切なのは、過去でも未来でもなく8秒間しかない今だけなんだよ。」
なんて言って励まします。
でも輝一郎も昔母親から虐待されていて、過去に負い目がありました。
母親は失踪したことになっていますが、多分彼が殺してしまったのではないでしょうか?
徐々に明らかになっていきますが、
美那子も実は父親から虐待されていました。
しかも父親には当時のボーイフレンドまで殺されました。
また、母親はかばってくれていたけど、根本的に解決にはなりませんでした。
姉は虐待されることもなく両親から愛されて、恋人もいました。
ドラマで実那子は表面的には良い子で家族と上手くやろうとしていたけれど、心の底では家族を憎んでいて、死を願っていたのではないかとおもう。
潜在意識の中で実那子の憎しみ、輝一郎の憎しみが繋がったのではないでしょうか??
実那子のセリフでも、「自分たちは深いところで繋がっている。」というのがありますし
彼女の憎しみをキャッチしたのもあり輝一郎は殺人を実行した気がする。
いやに彼女の家族への殺人の動機が丹念に描写されていたので、暗に示しているような気がするのです。
また、ドラマ的展開の為かもしれないけど、美那子は犯行現場で輝一郎から「絶対に喋るな。」と脅されていたこともありますが、本当にクライマックスまで中々輝一郎が犯人って思い出さないし、彼が犯人と分かったあともそんなに憎むでもなく赦すし、
無意識に共犯関係だったのではないか、と思った。
あと輝一郎の幻覚で彼の母親が何度も出てくるのですが、実那子から離れろと暗に警告していたような気もする。
実那子自身は母性的で優しくマリア様のように描かれているのですが、彼女の周りでは幼い頃から人が死にまくっているから怖い人だな~と思った。
なおき(木村拓哉)も最後死んでしまうし!
でも最愛の人を守り切って死ねるなんて良い最期だったのではないでしょうか。
このドラマは本当によく人が死にます![]()
また登場人物は子どもの頃に酷いトラウマを持っていて、それ故に大人になってもアダルトチルドレンである人たちが出てきますが、
誰しもが子どもの頃に何らかの形で傷ついたこと、心のしこりになっていることがあるのではないでしょうか。
インナーチャイルドっていうやつ。
傷は放っておいて見ないようにしていても、潜在意識のうちに有り、気づかないうちに自分自身をコントロールしているのではないかと思いました。
このドラマの何気ないセリフの一つひとつや森の映像や童話のようだけどミステリアスな雰囲気が心に残って。。。
暗く悲惨な話ではあるのですが出演陣も本当に豪華で素敵だし何度も観たくなる魅力がたくさんでした![]()
