最近、昔のドラマを観たいな~とふと思い。
子どもの頃夢中になって観ていたドラマを思い出しました。
眠れる森、90年代のサスペンスドラマです
中山美穂主演で、仲村トオル、木村拓哉、ユースケ・サンタマリア、本上まなみ等出演してとても豪華キャストです。
キムタクが、キラキラした主人公ではなく、中山美穂のストーカーで性格もちょっと屈折した青年役です。
でも意外と合っていて好演しています!
内容は、一家惨殺事件、トラウマ、PTSD等を扱いかなりシリアスで重い内容なのですが、
5-6話あたりから怒涛の展開で惹きつけられて夢中になって観てしまいます。
また、催眠療法など出てくるあたり脚本家の方はどうやら潜在意識に造詣が深いようです。
だから私観たくなったのかな。
あと、映像がきれいです。
毎回OPテーマで森の映像が流れて、シリアスで恐ろしい話なのですが、不思議と童話みたいな雰囲気があります。
中山美穂がまさに眠りの森の美女で、ハンモックに白いドレスで眠っています
劇中の服装とか髪型も大人の女性という感じで素敵
このドラマで”森”は深層心理、潜在意識、秘密、幼い頃の思い出、色々な意味を持っています。
ほの暗くて、守って包んでくれるようでもあり、不気味でもある。
主人公の実那子(中山美穂)は27歳。もうすぐ婚約者の輝一郎(仲村トオル)と結婚式を控えています。
彼女は15年前、当時12歳だったクリスマスイブに一家惨殺でたった一人生き残ったというあまりにも陰惨でショッキングな体験をしました。
殺人事件の犯人は当時実那子の姉貴美子の恋人だった国府吉春(陣内孝則)という青年でした。
ですが、本当の犯人は別に居り、実那子は真犯人を目撃していたのですが、ショックでその記憶を喪失してしまいます。
その治療として森の中の診療所で直季(木村拓哉)の父直巳(夏八木勲)から催眠療法を受けて別の記憶を植え込まれます。
別の、家族との楽しかった記憶は直季から移植されました。そのため直季にとって実那子は自分の一部であり、実那子が森を離れた後もずっと執着します。
実那子は結婚する為引っ越しの準備中に子どもの頃に貰ったラブレターに導かれて再び眠れる森に戻り、成長した直季と再会します。
そこで過去が曖昧な自分自身への疑問をもち、真実の記憶を知りたいと思うようになります。
フラッシュバックを繰り返し、残酷な記憶が明らかになっていき、周囲で不穏な出来事や殺人事件が次々と起こります。
そして自分が閉じ込めていた幼い頃の本当の記憶、事件当時の記憶が明らかになっていきます。
。。。。。。。。
ネタバレをしてしまうと、その真犯人がなんと自分の婚約者の輝一郎だったのです
しかも、結婚式中に実那子がフラッシュバックを起こして思い出してしまうんですよね。。
輝一郎は実那子の姉貴美子に横恋慕しており、事件当日に貴美子と国府が駆け落ちをすると知っていたので
先回りして一家惨殺したのです。どうしても貴美子が手に入らないならいっそ殺して自分のものにしようとしました。
私の子どもの頃は輝一郎が犯人だったというのがあまりにインパクトが強くて、殆どそれしか憶えていないくらいでしたが、
大人になって見返すと本当に輝一郎が犯人?と不思議に思いました。