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《義父と義母は同じ病院に入院中》
義父：自宅で転倒→病院行かず
↓1ヶ月後
義母：自宅で転倒→胸椎腰椎圧迫骨折→入院
↓4日後
義父：病院へ行く→大腿骨頸部骨折→入院
↓翌日
義母：大腸癌発覚
↓翌日
義父：人工関節の手術
↓1週間後
義母：大腸癌手術
↓3週間後
義父・義母：リハビリ病院へ転院
今回は義両親の入院中のお話はお休みです。
『あの部屋に住んでる女は頭がおかしい』と以前から噂には聞いていました。
隣の人も堪りかねたのか引っ越しして行きました。
私はマンションに15年ほど住んでいますが、昨日初めて被害を受けました。
女の部屋は駐車場からマンションに入る入口通路の真正面にあります。
窓を数センチ開け、隙間から通路を通る人をいつも監視している、と噂で聞いていました。
どんだけ暇やねん。
私は車で外出した際は一番近いその通路を利用しています。
当日、雨が降っていたので、主人が重い荷物を階段の前の廊下においてから車庫に車を入れに行き、その間に私がカートを取ってきて荷物をカートに乗せました。
その時、
「ウォー！ワァー！」
どこからか叫び声が聞こえてきました。
なんやろうと思いながら歩き出した時、
「おい！ここで何してんねん！おぉ！」
振り向くと歯ブラシをくわえた40代ぐらいの地味な女が仁王立ちで立っていました。
これが、噂の女か！と思い、黙って会釈だけして行こうとしたら、
「人の部屋の前で何してんねん言うてんねん！」
荷物を置いて、それをカートに乗せて、の一連の作業を部屋の前でされたことに怒り狂っていました。
そこは共有部分で文句を言われる筋合いはありません。
ちょっと興味がわいたのもあり、私は黙って聞いてみることにしました。
その距離3ｍ。
「ここで何ごちゃごちゃしてんねん、こらぁ！聞いてんのか、おらぁ！」
同じことを何回も大声で喚いています。
私が全く反応しないので、
女「こっちこいやー！」
私「…」
手招きしながら、
女「こっちこい言うてんねん！」
行くわけないやろボケ。
私はひと言も発することなく、女を背にして自分の部屋に向かって歩き出しました。
追いかけてくるかな、と思いましたが来ませんでした。
部屋を知られるのが嫌だったので、女から見えない所で立ち止まっていると、何も知らない主人が女の部屋の前を通って戻ってきました。
女はまだ廊下にいて、主人の姿を見て慌てて部屋に入って行ったそうです。
すぐに管理人さんのところに報告に行きました。
お話好きな管理人さんが女のことをいろいろ話してくれました。
ヤベーやつです。
ほんと引越ししてほしい！
続きます。
✿干し芋はおやつに最適です✿
