ふと目が覚めて、息子の事を思い出しました。


起きてすぐです。


なぜだろう?覚えていませんが、息子くんに関する夢でも見たのでしょうか。


私はDV加害改善プログラムに通うDV加害者です。


自分が妻さんや娘さん、息子くんにしてしまったDVを全て認識する事、そしてそれをしっかりと説明できる事、更にはその考えを2度としないために考え行動しています。



昨年12月.息子くんのお遊戯会がありました。


センターで見れるのは各家庭1人だったので、私は後ろから息子くんの彼らしく頑張る姿を見て感動したのを覚えています。


発表を終えて、引き渡し前、息子くんが通う園から駐車場までは少し距離があったので私は疲れさせてもなぁと思い妻さんに


「先車取って〇〇の駐車場でまってるね!」


といいました。


私としては

【息子くん頑張ってもう夕方だし眠い、アップダウンある道を10分歩かせるのも大変】



という思いのもと妻さんには相談もせずそう告げて足早に駐車場に向かい、妻さんとの集合場所で2人と合流して帰宅しました。



帰宅後息子くんはすぐに寝てしまうのを見て私は自分の事が正しかったと思っていました。



しかし、DV加害改善プログラムをする中で疑問が生まれました。


【妻さんは息子くんは果たしてそうして欲しかったのか?】


という事です。



改めて見返すとお遊戯会の写真は息子くんのソロショット。


これを見て


【ホントは3人で写真とりたかったんじゃないか?】とか【疲れていても息子くんはすぐに言葉をかけてほしくて、3人で歩きながらお話したかったんじゃないか?】


と思うようになりました。


子供とのふれあい、愛情表現、笑顔。


全て発育に欠かせない要素です。


私はその大切なコミュニケーションや気持ちを無視して【効率だけを選んだ】ことになります。


もちろん効率は大切。


でも失敗する事で学べることや、何気ない一つ一つの事を子供は覚えている。


それが子供を豊かにすると思います。


子育てはいわば凄く読みやすくて見るだけですぐ理解できる100ページの薄い本である必要はありません。


広辞苑ように厚みがあってもいい、もくじなんてなくてもいい。


ただテキトーに開いた1ページ1ページがワクワクして、暖かくて、ふと笑顔になるような。


そんな本をつくる。


私は今そうイメージしています。


息子くん、妻さん、あの時は待って一緒に3人で笑顔の思い出をつくりたかった。

今は心からそう思います。


ごめんなさい。


そして気づくチャンスを与えてくれてありがとう。