私の金銭感覚

結婚前、結婚中までは普通だった
(何の基準で何が普通なのかは色々とあるけど、収入があって支払うもの支払って残った金額で日々の生活をして残ったのは貯金みたいな感じ)
結婚して3年後(30歳中盤)くらいには戸建てを買ってとか出来たから普通と思ってた

で、色々とあって独りになり施設やら放浪やらを繰り返すうちに全く変わった
最初の出来事として1回目の施設での所持金に対する事情がある
そこに入ってる人達は全員生活保護受給者
その当時は生活保護について無知だったので指示される通りに保護課で申請(申請するには住所が必要なんで施設が必要)→施設で生活しながら受給開始
そこは就労支援施設だったので半年の期限内に仕事を見つけ収入を得て住居を探して独立→保護終了になる
正確にわからないけど保護費から施設利用費(食費も)を払い残りは貯金?される
施設利用者は週に千円とか二千円の小遣いで過ごす
施設に入って1番最初にするのは就労する為の健康体を作る事
ま、基本的に就労出来ない体の人達は違う種類の施設に行くので私が居た施設では基本歯医者に行く
医療費控除なんで無料
施設指定の何か所かの歯医者から1つを選ばれ通う
ちなみに私が行った歯医者では私はほぼ練習台的に扱われた
毎回毎回歯石取り
神経取った後に仮歯を作るのも練習台
失敗したのを本物の先生が手直しして終わり
「ま、こんなものなんやろうなぁ」
とか思ってた

話が逸れたので戻す

千円なのである
週に千円、千円なのである
国からなのか県からなのかはわからないけど税金からもらってるので感謝しかないが千円である
貯金やらなんやらあって、たまたま財布に入ってるのが千円・・ではなく千円なのである
実際は1円も使う事なく生活は出来る
衣(倉庫に色々とあるんで適当に選んで着る)食住は守られている
ま、その為の施設なんですけど
面接やら、離れた病院に行く場合は交通費を10円単位で貰う
私はタバコを吸うので週に2箱、これで終わる

大人になって初めて管理された
結婚中の小遣いとは次元が違いすぎる管理(笑)

そこを出て(住居は決めず放浪開始)半年振りに現金を握りしめ全く知らない土地に
到着時点では2ヶ月/半年で得た収入から色々と引かれた金額を持ってた
ここで2回目の出来事
駅のベンチに全財産を置き忘れて無くすが発生
この時の話は以前書いた(ホテルやら旅館やら何十軒も電話して「半月後に精算しますので半月泊めさせてください」物語(泣)あの時のあの女性、本当に感謝してもしきれない)

無くす要因はあった
施設を出る時に財布を持ってなかったので、封筒に入れてもらった現金をそのまま持ってた
バックは持っていたけどバックを持ち歩く習慣がなかったので「バックを置き忘れるかも」と思い存在感を持たせる為にジーパンの前ポケットに入れてた
で、とある駅に着き、求人雑誌をコンビニでもらってベンチに座ったのだが前ポケットに入れてた封筒が邪魔になり出した
雑誌を読み、色々と検討した結果「とりあえず場所がわからん、行ってみよう」って事でバックだけ持ち雑誌と封筒をベンチに・・・である

もう一つ
これが1番かもしれない
何個目かの放浪先での仕事初日の朝
とある銀行のサイトで住所変更をしてたら何かのミスをしてロックがかかってしまった
試しにコンビニのATMでやってみたがダメ
お金があるのに無一文なのである
どう解決したのかと言うと初日の仕事場で初対面の人に借りたのである(めちゃくちゃ(笑))


それから今まで、そしてこれからも給料が入ると全部おろして持ち歩く事にしてる
ちょっと【?】と思うかもしれないけど納得できるのが封筒置いてきた事件だけだから
週に千円は強制だったけど、使わなくても現金持ってる方が安心と思えるし、銀行に預けてても勝手におろされたり使われたりする時代だし、何回か必要な時にメンテナンス入っててイライラした事あるし
こんな人生で蓄えても仕方ないと思ってる
あと、働いた分は1番早く手元に入る手段を選ぶ
週払い可能のところから週払いにするし、前払い可能のところなら可能な範囲で必要不必要関係なく前払いする
ま、財布落とすとアウトなんだけど1番納得てきて自分らしいと思える

あと、物に対してというかはわからないけどセコいのかもと思う
タバコとか絶対にカートンでは買わない
5箱残して死んだらめちゃくちゃ損した気分で死んでいくと思う(笑)
料理は全く出来ないので冷蔵庫には数種類の調味料?しか入ってない
独身の友達の冷凍食品でさえ、その日に食べる分しか買わない
タバコと同じで餃子や焼売を冷凍庫に入れたまま死んだら成仏しないと思う(笑)


終わり