今やあちこちで開催されている、いわゆる『アイドル撮影会』なんですが、いつ頃今のような感じになったんでしょうね。
はるか昔、僕が20代前半の頃にはなかったような気がします。
勿論、モデルさんを集めての撮影会というのは存在していましたが。
それは今で言う大人数撮影会と言われるような撮影会で、多数のモデルさんが1度に出演し、それを大人数のカメラマンが囲みで撮影するというスタイルのものです。
当然野外での撮影となりますし、モデルさんと会話を楽しむような余裕はありません
参加者も出演しているモデルさんのファンとかではなく、純粋に(?)ポートレート写真を撮りたいという写真好きの人が参加していました。
また参加モデルはタレントというよりも、モデルさんやミス○○とかキャンペーンガールなどが大多数を占めていたと思います。
今のアイドル撮影会の参加者はほとんどの場合が出演しているモデルのファンというのとはかなり違いますね。
実際昔の撮影会だと出演者のモデルの紹介が載っていない場合もありましたから。
当時はネットも存在しませんから、写真雑誌の中にコンテストの応募紹介の欄に掲載されているのを見て参加するか、ヨドバシカメラ等の量販店にたまに参加者募集のチラシがあって参加するという感じだったと思います。
今のアイドル撮影会のように毎週定期的開催されるというようなものではなく、企業等がスポンサーになっていたりして写真コンテストとセットになっている場合がほとんどだったような気が……
『カメラマン』という老舗の写真雑誌があります。
内容は撮影技術の紹介やカメラやレンズのテストレポートに読者からの応募された作品によるフォトコンテスト等です。
どちらかという初心者向けで、入門誌みたいな位置づけの雑誌かな。
現在、アイドル撮影会の広告を掲載しているその『カメラマン』という雑誌のバックナンバーを振り返ってみます。
1995年5月号(約14年前)を見ると、巻頭グラビアが最近話題の(?)サンミュージックに所属してアイドルとして活動していた10代の頃の浜崎あゆみさんです。(水着姿も初々しい)
この頃の雑誌には一切アイドル撮影会の広告はありません。
次に手元に残っているバックナンバーが2002年1月号(約7年半前)になります。
これを見ると、もうすでに現在開催されているような形式の『アイドル撮影会』の広告が多数掲載されています。
カメラ業界ではデジタル一眼レフカメラは登場していますが、最高機種でも415万画素しかなく値段も75万!というレベルでまだまだフィルムカメラが主流の頃です。
インターネットがやっと一般の人も利用してHPなんかを閲覧するようになった頃ですかね。
ブログはまだ今のように普及していませんでした。
1995年には0だったアイドル撮影会の広告が2002年には、今のような広告掲載数になっています。
この7年間で何がキッカケとなって増えたんでしょうね…
長くなってきたので続きはまた今度。