イチロー選手の記録の価値 | 春夏秋冬・昨日・今日・明日

春夏秋冬・昨日・今日・明日

☆気楽にコメントどうぞ☆

少し時間がたちましたが先頃イチロー選手が達成した通算最多安打記録について書いてみたいと思います。


賞賛する意見もあれば当然否定的な意見も存在しています。

否定意見は大体4つのパターンに分かれているように見えますね。


)イチロー選手が嫌い叫び

)国が違うアメリカ 日本 記録の合算だから。

)試合数や球場・対戦相手・ボール等の環境が違う

)公式記録ではない。


まぁ1)に関しては感情論なので問題外ですが…(苦笑)

でも意外と理屈を書いているようで実は単なるアンチイチローなだけっていう人は多いですにひひ

2)一見、理由を書いているようで国が違うと何故価値がないのか?っていう根拠がありません。

3)が2)の根拠にあたる部分としてもっともらしく語られている意見が多いですかね。


まず僕のイチロー選手の記録の捉え方ですが、『日本人プロ野球選手・通算最多安打記録』という事になります。

張本氏の記録は『NPB(日本プロ野球機構)通算最多安打記録』という捉え方になります。

なので『NPB(日本プロ野球機構)通算最多安打記録』という指針では今でも張本氏で間違いないと思います。

キラキラ☆ちなみに張本氏は日本人じゃないから野村氏を抜いた時点で達成だろという意見があるのも承知しています。

王・張本のHR・ヒット数のNPB記録両トップとも国籍は日本ではありませんが、現役時代に外国人登録枠の扱いではなかったので日本人プロ野球選手でもいいかと思います。

もっとも、日本人扱いにしてもしなくても抜いているのですから『日本人プロ野球選手・通算最多安打記録』に違いはありません。けろけろけろっぴ


さて本題に戻ります。

1番議論になるのが3)の部分でプレー環境が違うのに無理に合算した記録に意味がないっていう部分かな。

一見まともな指摘にも見えますが果たしてそうでしょうか?


例えばNPBの通算記録にしても時代によって試合数は違います。

時代が違えば対戦投手が違うのは当たり前ですし、球場・あるいは用具(ボール・スパイク・バット等)も違いますし、ストライクゾーンの解釈すら時代によって変化しています。

(ボールなんかにしても張本氏の時代と今のボールでは同じ公式球でも全く違います。)

更に言えば同じ時代だったとしても基本的にはリーグが違えば対戦相手も違うし、球場も違います。

ベル交流戦が導入されたので現在はほんの少し違いますが、基本的には違うという事ベル

他にはDH制というもの存在するくらい同じ公式試合でも違いがあります。

これがかなり大きな違いなのは事実です。

守備に就かなくていいので、リーグによっては本来試合に出られない(守備に問題あり・故障上がり)レベルであってもレギュラーとして試合に出る事が可能になりますからね。

しかし通算成績の時にDH制による試合の成績を除いたり、参考記録扱いとはしませんしDHによる出場の多い選手の通算記録をプレー環境が違うと言って認めないっていう人はほとんどいないでしょう。


そもそも記録というのは野球に限らず記録達成の環境が違うのが普通です。

陸上競技のように記録そのものを競う競技でさえ、そうですからね。

他のプロスポーツ選手の通算記録も合算されるのは珍しくありません。

世界で1番メジャーなスポーツとも言えるサッカーで考えてみれば分かりやすいです。

サッカーのスーパースター『ペレ選手』通算得点で1000点以上あげている事は有名ですが、その内訳は決して同じ国の同一リーグであげたものではなく、各国のリーグであげたものを合算したものです。

しかも突っ込んで言えばそのリーグのレベル差は野球でいう日本と大リーグのレベル差以上に離れているリーグでの得点も合算されています。

しかしその記録に対してプレーした国が違うから、環境が違うから合算する意味がないという意見をあまり聞きませんし、世界的にもペレ選手の通算得点に若干集計の違いはあっても認知されています。


では何故イチロー選手の記録を認めたがらないのでしょう?

やはり1)の要素が大きいのかな(苦笑)

もう1つ言えば野球が世界的にはマイナーなプロスポーツだという事でしょうか。

サッカーのように複数の国にトップレベルのリーグが存在し、トップレベルの選手がそれぞれのリーグを移籍しあうのが当たり前であれば、通算成績を記録する時に国が違うとか環境が違う等の理由自体がナンセンスでしょう。

たまたま野球が世界的にマイナーなスポーツでトップレベルの選手の各国リーグへの移籍がない環境にあるが故に違和感を持つだけだと思います。


残念ながら未だに選手個人の通算成績について時代や、セ・パリーグによる環境の違いは許容範囲なのに、NPBとMLBによる環境の違いを認めないっていう事へ納得できるような論理的な意見に出会ったことがありません目

心情的に認めたくないっていうのはありますけどね。


野球 誤解のないように再度書いておきますが僕も『NPB(日本プロ野球機構)通算最多安打記録』張本 勲選手だと思っています。

そして日本人プロ野球選手におけるプロリーグにおける通算最多安打記録がイチロー選手。


4)についてのどこの公式記録として載っていない。っていう意見についてですが当然でしょう。

MLBもNPBも組織としては縦割りでそれらを繋ぐサッカーでいうFIFAのような組織がありませんからね(苦笑)

国際野球連盟(IBF)という組織が各国や各野球協会が参加する組織ですが、肝心要の大リーグは不参加。

組織としては何の繋がりもない他の組織の記録を公式に扱わないっていうのは組織としては至極常識的なことですから。

これはあくまで国際プロスポーツとして野球がマイナーである事の裏返しであって、記録の価値とは関係ないのは明らかです。

なので公式記録として存在しないという点においては正しい意見ですが、価値がないという理由にはなりませんね。(あくまで組織の関係性の問題なので)


以上の事からも選手個人の通算記録としての価値はやはり素直に認めるのが常識的だと思いますけどねニコニコ


補足ではないですが…よく言われるのが『騒いでるのは日本だけだ!』っていう意見がありますね。

ハイ、その通りだと思いますあせる

でもそれは別に今回のイチロー選手の記録に限った事じゃないと思いますが…(笑)

例えば分かりやすい最近の例でいうと2007年にバリー・ボンズ選手がハンク・アーロン選手のMLB通算ホームランを抜いて新記録を達成しました。

さてこの時に全世界の話題になり大騒ぎになったでしょうか?

日本でも特別大きく扱われたという記憶はありませんし、米国以外の野球の盛んな国でも特別大騒ぎをしたという話は聞いた事がありません。

野球の盛んな国ですらそうですから、そうではない国での反応は想像がつきますね。

騒いでいたのは米国だけという事になります。

同じアジア人の記録という事や直前のWBCによる知名度や張本氏の国籍もあって、アジアだけのとり上げ方を比較すればまだイチロー選手の記録達成の方が取り上げられていたかもしれません(苦笑)

たぶんだと思いますが今日本でも…

『王選手に次いで通算HRが多いのは?』

って聞くとかなりの人が間違えて『ハンク・アーロン選手』って答えるような気がしますねにひひ

わずか2年前の出来事ですが、それくらいのとり上げ方だったと思います。


自国の選手の記録に敏感なのは何も日本に限った事ではないのがバリーボンズ選手の件で明らかで、特別イチロー選手の記録達成に騒ぎすぎだと思いません。

むしろ普通の反応だと思いますし、騒ぐ騒がないに記録の価値はあまり関係ないのが分かるような気がします。