7月4日〜7日の間、長男が帰省してくれた。1年ぶりの田舎である。


息子は家に到着するなり、昔のビデオテープを探し始めた。幼い頃の自分を観たかったのか、それとも誰かと何かを確認してたのか?


VHSのテープを再生する機会はもう何年も無かった。かろうじて親父が残したデッキが使えたが、画像は悪い。カビが生えてるのでクリーニングすると、息子は100均やらドラッグストアで道具を購入。しかしキリがないので専門業者に頼むという。


凄い熱の入りようだった。


息子が高校卒業後、専門学校進学のため上京する際に、母親の映像がたくさん入ったDVDを渡した。しかし今回それを確認すると、息子は覚えていないという。


息子が愛に包まれている幸せしかない映像。


今回はそれを焼き直して持たせることにした。おかげで僕は、また長い時間妻と向き合うことができた。


31年も前のあの時代。

息子を抱く妻の顔が愛おしい。

僕と結婚してくれて、子供たちを産んでくれた妻には本当に感謝しかない。そして僕と人生が終わるまで一緒にいてくれた。

夢のような時間にも思える。


また会いたい。


そんなこと考えながら作業してた。

息子には、僕らのありったけの愛を感じてほしい。


滞在中、また仕事がよく入り、そんなに尽くしてあげられなかった。看護とはストレスの多く溜まる仕事でもある。田舎の空気、食べ物を身体に入れて、ゆっくり休んでくれてら嬉しかったのだが…


我が家の精神障害者がまたキレた。

息子には本当に申し訳ない。

僕もこんな空気感が嫌でかつては家を出たので、息子の心情を思うと辛くなる。


帰ってきてくれた息子には本当に感謝だ。

優しい子。

「墓参りにはいつ行けるの?」

最初に彼はそう言った。


ランチに行ったり、奥入瀬渓流まで行ってみたり、やっぱり息子は二人になると母の思い出を確認してくれた。


幸せに過ごしてほしい。


僕はなるべく息子の負担にならないよう、彼が困った時には力になれるように、蓄えておこうと思う。エネルギーも財力も。


さあ、次はいつ会えるのか。


男同士、親子それぞれの道をしっかり歩いていこう。