京都にある「珈琲の店 雲仙」さんです。
下京区西洞院通綾小路角にあるこのお店は何と昭和10年創業、今年で79年目という 超老舗です。古くからある喫茶店で30~50年くらいまでは比較的よく聞くのですが、70年超となると凄いですね。
ネットで存在を知りましたが、以前訪れたときはお休みだったので、今回が念願の初入店です。

カーブしているショーウィンドウが目を引きます。
中に入ると、オォーっ!の空間が広がっていました。
ネット情報で大体の雰囲気は分かっていましたが、やはり実際にその空間に身を置くと感動度が全然違います。
店内は京都の町屋風に客席が奥に長く伸びていました。
椅子、壁面照明などが実にいい感じです。
腰壁が全体的に落ち着いた雰囲気を醸し出しているようです。
カウンター回りにビックリ。
カーブや桟(?)はショーウィンドウとデザイン的にも合っています。

ここだけでも魅力いっぱいです。
少しずつアップしていきます。

ガラスエッチングで描かれた文字とカップ&ソーサー。優美です。

食器棚も凝っていますね。
ガラス扉の配置や違い棚のようなカーブが心憎いデザインですし、遊び心も感じます。
照明は壁や天井に写る光と影が素晴らしい!
傘の凹凸と中の電球の形(ろうそく形)がこのような光の造形を生み出しているそうです。
奥には不思議な一画が。
何とここにはかつて防空壕があったそうです。
今は椅子やテーブル、写真右下の小さな棚もかわいいですね。
床には豆タイルがびっしり。
椅子のデザインも出色です。
繊細にしてレトロな肘掛と脚。
下の手すりは店内レイアウトに合わせてわざと斜めにしてあります。
そしてこの写真でも右下に間仕切りを兼ねた小さな棚が見えます。

ロウソクのような壁面の光、ええわあ。。。
入口に近い席にも小タイルがありました。
お店の方や常連さんから、これは撮っとかんとあかんよと教えられたレジ。
現役です。
なんという佇まいだこと!
正式名称は「金銭自働分類釣銭器」のようです。
レジスターでは、東京の万定フルーツパーラーも凄かったです。
映画「南極物語」撮影時に訪れた故・夏目雅子さん。
美しく気品のある方でしたね。
私がたまたま座った席には確か渡瀬恒彦さんが、その向かいに夏目雅子さんが座られたそうです。光栄でした(笑)。
コーヒーもとても美味しかったです。
いつまでも町の人に愛されるお店として、100周年を目指して頑張って頂きたいものです。
また行かなくっちゃ!